食べる 見る・遊ぶ 買う

熊谷・イチゴ園敷地内にテークアウトカフェ 冷凍イチゴ削る「まんまかき苺」も

「この場所の景色も楽しんでほしい」と長谷川さん夫婦

「この場所の景色も楽しんでほしい」と長谷川さん夫婦

  • 70

  •  

 イチゴ園のイチゴを使った商品をメインに提供するテークアウト専門店「INAI INAI BAR」(熊谷市上中条)がオープンして1カ月がたった。

完熟冷凍いちごをかき氷機で削った「manma KAKI-ICHIGO」まんま かき苺

[広告]

 熊谷スポーツ文化公園正面入り口近くの「イチゴファームKUMAGAYA」、敷地内にある同店。「南欧居酒屋『Peek-A-Boo(ピーカーブー)』」(熊谷市弥生)を経営する長谷川孝さん美奈子さん夫婦が出店した。

 美奈子さんによると、オープンのきっかけは今年3~5月、イチゴ園のスタッフとして働いていた美奈子さんの店を心配した社長夫妻が、「敷地内にあるコンテナを使ってみては」と声を掛けたことから。長谷川さん夫婦は、居酒屋店営業前の時間帯を使い新たな挑戦を試みることにした。

 メニューは、同園のイチゴを使った「いちごミルク」(480円)や「いちごスムージー」(580円)、冷凍イチゴをそのまま削った「まんまかき苺(イチゴ)」(500円)をメインに、「Peek-A-Boo」の人気メニュー「チリソースの洋風角煮」を挟んだ「いないいないバーガー」(680円)、ハムとチーズの「バゲットサンド」(500円)、直径20センチの「マルゲリータ(ピザ)」(700円)も用意する。

 イチゴファームKUMAGAYAのイチゴについて美奈子さんは「食べる人の安心を考えて、愛情いっぱいにイチゴを育てている社長やスタッフの人柄がおいしさに表れていると思う。コロナでイチゴ狩りは行っていなかったものの、連日開店前から行列ができるほど、お客さまに愛されているイチゴ」と話す。「オープンにあたって、イチゴの美味しさを味わってもらえる『かき苺』をぜひ食べていただきたい」とも。

 孝さんは「コロナ禍の中、休業や時短営業などやり切れない思いで日々過ごしていた。不安や焦りもありキッチンカーなども考えていたが、動きたくても動けなかったのが現実。そんな時、困ったときはお互いさま。良かったらこの場所を使ってと背中を押してもらい、社長夫妻のおかげでオープンする事ができた」と振り返る。「感謝しても感謝しきれない」とも。

 周囲を田んぼに囲まれた同店。孝さんは「緑と青空、吹き抜ける風が気持ちいいので、ぜひここからの景色を楽しんでほしい。外を眺めてボーっとすると癒やされるはず」と笑顔を見せる。

 コロナ対策として入り口には手指消毒液を設置、店内でのオーダーは一組ずつに制限する。テークアウト販売をメインに、テラスにはイートインスペースも設ける。

 現在の営業時間は11時~17時。月曜、火曜定休。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース