60カ所以上の花手水(はなちょうず)から隠された「黄金の浮き球」を探してSNSへ投稿する参加型イベント「行田花手水黄金の浮き球を探せ」が10月1日、行田市内で始まった。
黄金の浮き球は猫の御朱印で知られるあの神社にも(10月1日撮影)
手水鉢に色とりどりの花を浮かべて飾る「花手水」の取り組みは、コロナ禍の中で人々に癒やしを届けようと行田八幡神社で始まり、その後、商店街や民家の軒先、忍城址(じょうし)、前玉神社など地域全体へ広がった。現在市内の花手水スポットは60カ所以上。毎月2週間限定で飾る「花手水Week」、月1のライトアップイベント「希望の光」も開催している。
主催する行田おもてなし観光局は、今月で1周年を迎える「行田花手水week」をさらに盛り上げ、来訪者に花手水スポットを巡って、まちの魅力を感じてほしいと「浮き球」探しを企画。市内5カ所の花手水に「黄金の浮き球」を仕掛けて来訪者に探してもらい、SNSを使って花手水と行田のまちを楽しんでもらう。
参加者は市内の花手水スポットを巡りながら「黄金の浮き球」を探し、見つけた「浮き球」を撮影して写真共有アプリ「インスタグラム」にハッシュタグを付けて投稿。投稿した人の中から抽選で40人に市内で使用可能な1,000円分の商品券を、「黄金の浮き球」と「花手水」を合わせて写真でビンゴを作ると抽選で10人に2,000円分の商品券を贈呈する。
富山紀和局長は、この1年で取り組みに賛同する商店や市民が増えたことについて「感謝の気持ちでいっぱい。地域を盛り上げていくには、今後も私たち観光局と行政、地域の方々が一緒に取り組むことが必要不可欠。共に市の魅力を発信していければ」と話す。「緊急事態宣言が明けるタイミングでもあり、色とりどりの花手水を見てもらうことで町中を皆さまの笑顔であふれさせたいと考えている。イベントを楽しんでほしい」と来場を呼び掛ける。
開催期間は10月1日~14日、11月15日~12月14日。10月2日のライトアップイベント「希望の光」開催時間は日没後~20時まで。