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行田・好きを仕事にする「忍のちいさなシゴトづくり」受講生がイベント出店

「忍のちいさなシゴトづくり」受講生と講師ら

「忍のちいさなシゴトづくり」受講生と講師ら

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 好きなことや得意なことを月3万円稼ぐ仕事にする「忍のちいさなシゴトづくり連続講座」の受講生らが11月6日、行田市水城公園のイベント「ぬまのほとりであいましょう」に出店した。

毎月第1土曜に水城公園で開催しているイベント「ぬまのほとりであいましょう」

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 2020年に行田市で始まった同講座。1期生に続き今年7月に2期生の受講が始まった。全6回のうち、メンバーはこれまで自分の好きなことや大切にしていることを整理し、それぞれ「小さなシゴト」を考え「オシゴトプラン」にまとめてプレゼン。最終回となった当日は「オシゴトリトルエキスポ」と題して地域の既存イベントに出店し、実際に接客販売を行った。

 出店した2期生は3人。発達障がいの人や発達障がいの子どもを持つ親が気軽に会って話せる場所を作り、いずれは働く場も提供したいと「発達障害カフェ hananoka」で仲間づくりを進める「まりちゃん」と、心と体のどちらも健やかに過ごしてほしいと「じぶんケアmi:bo」で子育て世代の若い女性に自宅で始められる自分ケアを伝える「あんなちゃん」、家族3代食物アレルギーに悩み、子どものために作り始めた米粉のパンとクッキーを販売する「Bakery CoCo Farm」の「もーこー」さん。

 出店に当たり、商品選定や準備、価格の決定、店舗設営まで各自行い、講座で考えてきたことを実践するお披露目の機会を迎えた。講師の菅井幸子さん、八木奈都子さんは「月3万円を稼ぐにはどうすればいいのかメンバーはこれまで悩み苦しみながら考え準備してきた。好きなこと、得意なことを仕事にすると言っても、自分のやりたいことを誰に、どうやって伝えたいのか、なぜ自分は伝えたいのかなど具体的に落とし込んでいくのは容易ではない。全員よく頑張った。作るための思いや一人一人の魅力を含めて商品価値になっていると思う」と笑顔を見せた。

 出店を終えて、メンバーらは「イベントまで準備が大変だったが今日を迎えていい思い出。仲間がいたから続けられた。イベントで同じように悩み勉強されている方と話すことができ、求められていると感じた」(もーこーさん)、「直接宣伝はできなかったが、商品や話を通じてお客さまが思い出してくれるきっかけになれば」(あんなちゃん)、「心の内を話してくださった方もいて、意見を伺い交流を深めることができて、活動の必要性を改めて実感した」(まりちゃん)と振り返った。

 今後メンバーはそれぞれに活動の場を広げていく。「オシゴト3期生」は2022年春に募集予定。

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