深谷市役所第2庁舎跡(深谷市西島町)で5月9日、赤城乳業が本社・研究開発センター移転に伴う地鎮祭を行った。
主力商品の氷菓「ガリガリ君」で知られる同社。前身となる「広瀬屋」は1931年に深谷駅前で創業した。
同社は2015年10月、公募型プロポーザル方式で深谷市から市役所第2庁舎の跡地を購入した。新設する本社社屋と研究開発センターの延べ床面積は約1900平方メートル、地上4階建てで高さは約18メートルになるという。
同社総務部次長の新井健さんは「研究開発センターでは、アイス作りができる体験型コーナーも設置する予定。地域の小中学生の社会科見学に活用してもらえれば」と話す。
設計・管理を担当する「プラナス」社長の林正剛さんは「切妻屋根やレンガ、氷をモチーフにした窓や色とりどりのガラスが特徴的な建物になる。深谷らしさ、赤城らしさ、新しさの3つの『らしさ』を取り入れた。深谷市の新たなシンボルになれば」と話す。
同建物は2018年3月の完成を目指す。