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熊谷駅前短編映画祭 今年は18作品がノミネート

熊谷駅前短編映画祭、前回授賞式の様子

熊谷駅前短編映画祭、前回授賞式の様子

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 「第2回熊谷駅前短編映画祭」が2月22日・23日、熊谷駅直結の映画館「シネティアラ21」(熊谷市筑波)で開催される。

シネティアラ入り口の案内サイネージ

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 地域の映画文化を育成し、クリエーターの発掘や上映機会の提供を目的として、熊谷市観光協会を中心とする実行委員会が運営。映画作品と熊谷を訪れる映画製作に関わる人たちをつなぐ機会をつくり、優れた作品の上映機会増を目指す。昨年に続き2回目。

 全国から応募のあった117件の中からノミネートされた18作品を上映する。全て30分以内の短編映画で、内容はラブストーリーやホラー、ヒューマンドラマ、手描きアニメーションなどさまざま。社会派の作品やメッセージ性の強い作品が多いという。当日は作品を5つのグループ(A~E)に分けて、それぞれ約1時間ずつ上映。上映後に監督の舞台あいさつなども行い観客と交流を図る。

 グループAは「また、廻(めぐ)り逢(あ)う」(れきな監督)、「餃子(ぎょうざ)と白米」(柳琦監督)、「夜明けのスケッチ」(坂本幸基監督)、「水辺の余興」(上島信彦監督)。グループBは「チコ」(シェークMハリス監督)、「ルサンティール」(小原正至監督)、「ペアリング」(中村好伸監督)、「河童(かっぱ)になる」(山科晃一監督)。グループCは「定食屋2.0」(遠藤卓監督)、「伊藤のカルマ」(岡本崇監督)、「銀河健康センター」(坂田敦哉監督)、「シャット・アップ」(マカ・ママレード監督)。グループDは「ふたりの吉田」(岡田奈津美監督)、「密談長屋」(Abu Shahed Emon監督)、「あなたの影」(中沢志保監督)。グループEは「大晦日(おおみそか)」(瀬浪歌央監督)、「スマホの中のエイリアン」(川中玄貴監督)、「Lelaina」(長棟航平監督)。

 審査委員長は放送作家で映画活動家の松崎まことさん。審査委員はフリーライターの岩井桃子さん、和歌山大学観光学部教授で「Japan World's Tourism Film Festival」代表の木川剛志さん。特別ゲスト審査員は、「桐島、部活やめるってよ」などで知られる映画監督・吉田大八さん。結果発表と授賞式は23日12時から行い、グランプリと審査員特別賞に選ばれた作品は同館での上映機会も設ける。

 熊谷市観光協会の野口一都さんは「文化と伝統の薫る熊谷の創造に、新たに映像文化という風を吹かせていただけるものと期待している。映画祭をきっかけに、市内外から多くの方々に来てもらい、熊谷を知り、ファンになってもらえれば」と話す。実行委員会メンバーでシネティアラ21の長谷川隆一総支配人は「短編映画は商業作品とは異なり、多様な視点やメッセージ性を持つものが多い。普段こういった作品に触れる機会が少ない方にも足を運んでほしい。映画館の大スクリーンと音響設備で見ることで、作品本来の魅力を存分に味わえる」と来場を呼びかける。「映画祭は継続することに意味があると思う。作品に込められた監督、出演者、スタッフの皆さんの熱意を大切に上映したい」とも。

 22日はノミネート作品の上映で、料金は前売り=1,500円、当日=2,000円。授賞式は22日・23日のチケットか半券持参で入場できる。23日は吉田監督作品「敵」を10時から上映し、舞台あいさつも行う。チケットは当日一般作品同様に扱う。チケットは現在、同館で販売しているほか、21日22時までオンラインフォームで事前申し込みを受け付ける。

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