「感動をありがとう埼玉パナソニックワイルドナイツ大感謝祭&ラグビー神社大祭」が6月13日、梅林堂箱田本店(熊谷市箱田)で行われた。
撮影会の一幕。駆け付けたファンは「今までありがとう」「これかも応援する」と伝えていた
ラグビーのまち熊谷を盛り上げようと同店が店内に設けたラグビー神社(寿康神社)。例年、埼玉パナソニックワイルドナイツの選手が参列する大祭には、選手との触れ合いを目当てに多くのファンが訪れる。この日は、1週間前に退団を発表した野口竜司選手と、今季限りで現役を引退する布巻峻介選手も参列した。チームの飛躍を祈願する神事の後に行われた選手との撮影会には250枚の整理券を求めて早朝から列ができた。市内の店が集まる「熊谷マルシェ」、ワイルドナイツグッズが当たる抽選会も開き、会場は熱気に包まれた。
布巻選手は福岡県出身。東福岡高校、早稲田大学を経てトップリーグ時代のパナソニック(現・埼玉パナソニックワイルドナイツ)に加入し、激しいタックルと献身的なプレーでチームを支えてきた。日本代表としても活躍し、4月に今シーズン限りでの現役引退を発表。野口選手は、フルバックとして正確なキックと鋭いランを武器に攻撃の起点となってきた選手で、ワイルドナイツの国内タイトル獲得に貢献してきた。今季限りでの退団が発表され、熊谷での公式イベントはこれが最後の機会とあって、駆け付けたファンは「直接ありがとうと伝えたかった」「チームカラーが変わっても応援する」と目を潤ませていた。市内在住の男性は「学生時代から布巻選手を応援してきた。素晴らしい選手、今後もワイルドナイツで後進を育ててほしい」と話した。W杯をきっかけにラグビー観戦をするようになったという家族の父親は「ホームの試合は必ずラグビー場へ行く。来シーズンももちろん応援する」と笑顔を見せた。
「(ファンの皆さんへ)直接お礼を伝える機会が少ないなか、このような機会を設けてもらい感謝している。いつもどんなところでも応援してもらって本当にありがとうございます」と布巻選手。野口選手は「試合会場で、青いタオルや青い服を着て応援してくれたことは、プレーする上ですごい力になって、それをすごく感じられるチームだった。このチームで育ててもらい、成長させてもらった。チームを離れるのは寂しいが、自分がもっと成長してプレーで活躍することが、皆さんへの恩返しになると思うので、さらに上を目指して頑張っていきたい」と8シーズン応援してくれたファンへ感謝を伝えた。
当日は生サブレ「やわらかゴールドプレーン」の半額セール、和生菓子やケーキを割引販売した同店。栗原久直常務は「ワイルドナイツを長く支えてきた2人の選手をねぎらい、感謝の気持ちを届ける一日になった。ラグビーを知らない方にも、熊谷のラグビータウンらしさを感じてもらえたら」と話す。