地場産業を描いたドキュメンタリー映画「わたのまち、応答セヨ」の上映とトークショーが6月28日、熊谷駅直結のシネマコンプレックス「シネティアラ21」(熊谷市筑波、TEL 048-599-2222)で行われる。
地場産業を描いたドキュメンタリー映画「わたのまち、応答セヨ」公式サイトから
熊谷市出身でアップサイクル・コスチュームデザイナーの谷公美子さんが参加する同作品。当日は熊谷市と行田市の「ものづくり」に光を当てた商品の展示販売も行う。
同作は、愛知県蒲郡市の繊維産業をテーマに、1200年前に綿花が伝わった土地で隆盛を極めた「わたのまち」が、構造的な課題に直面しながらも映画製作をきっかけに職人や市民の情熱が再び灯っていく姿を追う。「過去はいつも新しく、未来は常に懐かしい 写真家 森山大道」を制作した岩間玄監督がメガホンを取り、「進め!電波少年」などを手がけた土屋敏男さんが企画・プロデュースを担当。俳優・岸井ゆきのさんが語りを務める。
劇中には、海外を拠点に活躍し、近年は「熊谷染め」や「南河原のスリッパ」など地元のものづくりとのコラボを機に帰郷の機会が増えている熊谷市出身のアップサイクル・コスチュームデザイナー・谷公美子さんが登場。廃材を活用したサステナブルな衣装制作を通じて、日本とヨーロッパをつなぐアップサイクルの実践を紹介する。谷さんの凱旋(がいせん)上映としても位置付けられている。
トークショーには、岩間監督、土屋さんに加え、地元から「梅林堂」の栗原啓専務、南河原商工会の佐野和美さん、谷さんが登壇。「ものづくり」をテーマに、それぞれの現場に置き換えながら話す。モデレーターはFMクマガヤのパーソナリティーで俳優の依田哲哉さんが務める。
当日は会場で、南河原のスリッパや熊谷染の展示・販売、菓子の販売など、熊谷・行田エリアのものづくりに関連した商品を並べ、地場産業の魅力を発信する。谷さんは「映画は作り手が抱える販路の課題にも踏み込んでいる。ものづくりに関わる人にとってヒントになるはず。地元の人にも、熊谷にはこんなに面白いものがあると改めて誇りを持ってもらえたら」と呼びかける。
上映は14時~、トークショーは15時40分~、地域産品の展示販売会は13時~14時、16時20分~17時30分。チケットは全席指定で、一般=1,800円、大学生=1,500円、小中高生とシニア=1,100円、障害者手帳を持つ人の特別割引=1,000円。6月21日から劇場の公式サイトおよびチケット窓口で販売する。