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熊谷にパン店併設のレンタルスペース「おばあちゃんの家 ぽろん」

カフェスカウンターに立つ店主の江浦さん(中央)と吉田さん(右)、松村さん(左)

カフェスカウンターに立つ店主の江浦さん(中央)と吉田さん(右)、松村さん(左)

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 レンタルスペース「おばあちゃんの家 ぽろん」(熊谷市上之、TEL 080-6803-1205)がオープンして3カ月がたった。

パン一例。左上から時計回りに焼カレーパンの「焼きのぶりん」カルピスバターを挟んだ「さとみのもっちりあんバター」ハード系の「カンパーニュ」豆好きにお勧めの「りなの かのこ」

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 保育士として市内の幼稚園や中学校などで子どもに関わってきた店主の江浦展子さんが、空き家状態だった実家を「近所の人が子どもも大人も気軽に集まれるような地域のコミュニティースペースに」とリノベーションして開いたレンタルスペース。店名は、来店客を出迎えるイラストの白いフクロウ「ぽろん」から名付けた。敷地面積は約70坪。庭にはピザ窯や人工の池もある。白と茶色を基調に古民家をリノベーションした店内には4畳半と廊下の付いた6畳と8畳の和室のほか、フローリングのリビングキッチンにカフェカウンター5席を備える。玄関では靴を脱いで上がってもらう。

 5月、江浦さんはパン作り仲間で友人の吉田里奈さん・松村聡美さんと共同で「まちの小さなパン屋さん」を同店内にオープン。手作りのカレーを包む揚げないカレーパン「焼きのぶりん」(280円)や発酵バターと小倉あんを挟む「さとみのもっちりあんバター」(2個=250円)、国産大納言のかのことウグイス豆、クルミが入る「りなの かのこ」(280円)、ハード系の「カンパーニュ」(450円)など約20種類のパン1日当たり200個を店内で焼き上げて提供する。体に優しいパンを提供したいと、北海道産の小麦粉「春よこい」やキビ砂糖、天日で干した塩など国産の素材を使う。江浦さんは「生地はしっとり軟らかいのが特長。どの商品も小ぶりに作っている。いろいろな種類のパンを食べたい人や子どものおやつにもちょうどいいサイズ」と話す。パンを購入した人には、和室やカフェが空いていればイートインスペースとして提供する。

 オープンから3カ月。口コミやSNSで店の評判が広まり、県外から訪れる人もいるという。江浦さんは「うれしいことに卒園生や卒業生がオープンを知って声をかけてくれたり、親子で顔を見せに来てくれたりする。和室もあるので小さい子も安心して遊ばせられる。親子で散歩がてら遊びに来てもらえたら」と話す。

 営業時間は12時~18時。パン店は日曜・月曜・火曜定休。レンタルスペースはパン店休日の日曜・月曜・火曜に利用可能。料金は和室1時間=800円など。

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