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熊谷・行田・深谷で「無料給水サービス」始まる マイボトル持参呼びかけ

給水スポットのステッカーとポスターを手に「水筒の中身がなくなったら気軽に立ち寄って」と呼びかける

給水スポットのステッカーとポスターを手に「水筒の中身がなくなったら気軽に立ち寄って」と呼びかける

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 外出先でマイボトルに水を補充できる「給水スポット」が熊谷市周辺に順次設置されている。主体は「Refill(リフィル)さいほく」。

給水スポットのステッカーが目印

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 給水スポットは、誰でも水を補給できる水飲み場や給水機、マイボトルに無料で水を提供する店や施設。市役所や公民館、公園、図書館などの「公共の水飲み・給水インフラ」と、「無料給水サービス」を提供する店舗や施設の2種類がある。「Refillさいほく」は日本全国に給水スポットを広げる活動のプラットフォーム「RefillJapan」の地域団体で、今年4月、熊谷市在住の中島あゆみさんと行田市在住の野口智子さんが設立した。

 中島さんはラジオでペットボトルの環境負荷問題を耳にしたことをきっかけに自分で調べてがくぜんとしたという。「2020年度、日本のペットボトル消費量は約233億本。自然に帰らず何百年も分解されずに残ると知った。本当に、このままでいいのかと不安になった」と話す。熊谷周辺に団体がなかったことから手を挙げ、野口さんと活動を開始。2人は利用可能な公共の水飲み・給水インフラを調査してSNSやグーグルマップで紹介すると同時に無料給水サービスに協力してくれる店を募った。

 6月25日、熊谷市で無料給水サービス協力店に登録したのは「いづみ建設住まいカフェ」(円光)。「身体(からだ)と環境に優しい自然素材を活(い)かした建築」を理念に掲げている。大塚崇社長は「学校が近いので学生から年配の方まで結構人通りが多い。暑い季節に、誰でも気軽に立ち寄って休憩してもらえるような何かを考えたいと思っていた。給水スポットの提案はタイミングがよくて驚いた。マイボトル持参で熱中症対策に利用してほしい」と呼びかける。現在は店の入り口でマイボトルを受け付け、スタッフが補給する方法で水を提供する。大塚社長は「この後、通りに面してテラスを設置する予定。店の外でも給水できるようにしたい」と意気込む。同じく「野菜時々肉食堂かんなや」(行田市忍)、「リンクステーション」(行田市棚田)、「仁平商店」(行田市長野)、「なんでもないやさんきち」(深谷市西島町)が無料給水サービス協力店に登録した。

 中島さんは「私たちの考えに賛同して快く引き受けてくれた店舗の方々には感謝しかない。熱中症対策に利用してもらうことはもちろん、地域の人たちのコミュニケーションの場にもなる。マイボトルの利用を促して環境の問題に目を向けてもらうきっかけになれば」と話す。

 引き続き無料給水サービスの協力店を募集している。登録条件は「誰でも無料で利用できること」「水道水が飲めること」。登録料200円で全国給水スポットマップに掲載し、給水スポットステッカーとミニポスターを配布する。中島さんは「店舗は環境や社会へ配慮する姿勢を示すことにもなる。地域に給水スポットを増やして人に優しいまちづくりを目指したい」と意気込む。

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