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熊谷のカフェで地元食材生かすジェラート 酒かす、ゴルゴンゾーラと蜂蜜など9種類

「カップで提供するほか、コーヒーにかけてアフォガードにしたり、料理に添えたり、熱燗と合わせたりとメニューにも取り入れていきたい」と話す門平シェフ

「カップで提供するほか、コーヒーにかけてアフォガードにしたり、料理に添えたり、熱燗と合わせたりとメニューにも取り入れていきたい」と話す門平シェフ

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 熊谷ラグビー場に隣接するサクラオーバルフォート管理棟内のカフェ・トラットリア「FORTE blu」(熊谷市上川上、TEL 050-5494-9249)が7月1日、「権田酒造」(三尻)の酒かすを使ったジェラート「酒粕FORTE(さけかすフォルテ)」の販売を始めた。

花園養蜂場の百花蜜を使った「ゴルゴンゾーラ&蜂蜜」(左)と権田酒造の酒かすを使った「酒粕FORTE」(右)

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 「酒粕FORTE」は、同カフェを運営するノースコーポレーション(さいたま市)が埼玉県産の野菜や果物、蜂蜜、乳製品、茶葉など地元食材を使って開発した9種類のジェラート「SAITAMAジェラート」のうちの一つ。ジェラートを通じて地元の生産者を知るきっかけにし、郷土愛にもつなげる狙いがある。熊谷周辺では花園養蜂場(深谷市)の天然蜂蜜を使った「ゴルゴンゾーラ&蜂蜜」をラインアップ。

 ジェラートに使うのは「純米大吟醸」の酒かす。開発に携わった門平光正シェフは「きっかけは酒蔵を訪ねた時に出合った酒かすの香りから。梅酒の梅を仕入れに行って、酒かすを保存している蔵の香りに引かれた」と話す。「純米大吟醸の酒かすはうまみと香りの良さ、余韻の長さもいい。うまみと香りを生かしてミルクと合わせ、滑らかな口溶けと独特の食感に仕上げた」とも。

 権田酒造では創業以来約160年変わらず、熟成したもろみを木枠に並べて2、3日かけて搾る「槽掛け(ふながけ)搾り」を採用し、酒の香りやうまみが残る酒造りを続けている。権田酒造によると「酒かすはいつ?」と時期になると問い合わせが増え、酒が飲めない人にも人気があるという。

 商品は「FORTE blu」のほかオンラインストアで販売する。門平シェフは「カップで提供するほか、コーヒーにかけてアフォガードにしたり、料理に添えたり、熱燗と合わせたりとメニューにも取り入れていきたい」と意気込む。

 価格は500円。

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