地域の食や雑貨を紹介するイベント「フードラボマルシェ」が7月10日、駅ビルアズ熊谷6階にあるカフェ「プレイスコーヒー」で行われた。
「ラジオを聞いた人が、番組出演者に会える場所を提供したい」と話す須永さん
コミュニティーFM放送局「FMクマガヤ」の番組「週刊フードラボ」との連動企画。オリーブオイルソムリエでラジオパーソナリティーの須永公人さんが「食に携わる人たち」をゲストに迎えて素顔と魅力を引き出すトーク番組で、連動イベントにはこれまで出演したゲストを含め5店が出店した。
販売したのはベーグル、コーヒー、オリーブオイル、オーガニック野菜、マフィン、焼き菓子、ヘナタトゥー、雑貨などさまざま。昨年4月に番組出演したベーグル&菓子店「にこわた」の朝井奈々子さんは「他のマルシェだと常連のお客さんが多いが、今回は初めて来てくれたお客さんが多かった。駅ビルという場所も関係しているのでは」と話す。
地域の食に特化して2019年11月から始まった番組。出演ゲストは120人を超える。須永さんは番組を飛び出して出演者とラジオを聞いたリスナーが出会うきっかけを作り、実際に商品を手にして、作り手のこだわりを直接聞き、何かを感じてほしいと考えるようになったという。これまでにもゲストの店を巡るワークショップを2回開催したが、コロナ禍で開催を見合わせていた。須永さんは「出演者とリスナーが出会う場所を作りたかった。会場のプレイスコーヒーの協力で、開催することができた」と振り返る。須永さんは「イベントチラシは、各店の出店情報が分かるよう工夫した。番組に出演してくれた人たちがマルシェを通じて新しい顧客を得て商売繁盛し、地域が活性化すれば『街を元気にする』というFMクマガヤのコンセプトにもつながる」とほほ笑む。「次回は9月11日。今後も2カ月ごとに開催する予定」とも。