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熊谷に路地裏食堂「ニコミヤ」 イタリアンやフレンチベースの煮込み料理を

「おひとりさまも気軽に食事やお酒を楽しんで」と話す渡辺さん

「おひとりさまも気軽に食事やお酒を楽しんで」と話す渡辺さん

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 熊谷に食堂「ニコミヤ 2COICI(ニコイチ)」(熊谷市筑波、TEL 048-514-1082)がオープンして3カ月がたった。市内にある「熊谷大衆酒場 やきとんすずき」の姉妹店。

1人客やグループ客にも人気という1階のカウンター席

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 熊谷駅から徒歩5分、飲食店が点在する星川近くで「大人のための路地裏食堂」をコンセプトに営業する。姉妹店と同様に豚肉を使い、イタリアンやフレンチをベースにした煮込み料理を提供する。以前は個人の住居だったという2階建ての店内には、店長の渡辺畠子さんが手作りしたカウンターテーブルや飾り棚、壁面装飾など淡い色や木目調のインテリアを配置。ナチュラルスタイルのカフェをイメージする。店舗面積は約12坪。カウンター4席、テーブル12席を設ける。

 ランチメニューは週替わりの煮込み料理やプレート、肉料理など(880円~)で、副菜とスープが付く。夕方以降は「ニコミBAR」と題して、看板メニューの「タンと季節の野菜」(1,200円)や「塩豚のクリーム煮」(980円)、「トリッパ風豚ホルモンのアラビアータ」(1,000円)、「骨付きチキンのビール煮込み」(850円)、「とりモモ肉のトマト煮込み」(780円)など煮込み料理のほか、前菜からデザートまで用意。テイクアウトにも対応する。ドリンクはクラフトビールを中心にワインやウイスキーもそろえる。

 店名のニコイチは「にこにこ笑顔が一番」を意味し、「食べた人に笑顔になってもらいたい」との思いを込めた。渡辺さんがコロナ禍のテイクアウト需要を見込んで出店を考えていた際、出掛けた先で食べたイタリア料理店の「タンの煮込み」のおいしさに感動したことから、煮込み料理を中心に提供することを決めたという。「煮込み料理は世界共通。各地の郷土料理に特色があり、誰もが楽しめる、どこかほっとする味だと思う」と渡辺さん。

 オープンから3カ月。インスタグラムやポスティングしたチラシの効果があり、近隣に住む人がたびたび立ち寄ったり煮込み料理で昼飲みをしたりとリピーターも付いた。渡辺さんは「煮込み料理というと冬の鍋をイメージするかもしれないが、ほっとする温かさでお出ししている。かしこまらず、肩肘張らず、気軽に食べて飲んで、気に入ってもらえたらうれしい」とほほ笑む。「おひとりさまも気軽に食事やお酒を楽しめる店づくりを心がけている。手作りの料理と手作りの店内でゆっくりしてほしい」とも。

 営業時間はランチ=11時30分~14時、ニコミBAR=17時30分~21時。月曜、第1・3火曜定休。

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