SLパレオエクスプレスと深谷市イメージキャラクターのふっかちゃん、同市特産の農産物などを描いた「ご当地ポスト」が11月15日、秩父鉄道ふかや花園駅前に設置された。
農業と観光の振興を目的に深谷市が推進する「花園IC拠点整備プロジェクト」の一環。駅を訪れた人に市の魅力をPRする。
ご当地ポストがあるのは、秩父鉄道ふかや花園駅前ロータリー脇で、駅から「ふかや花園プレミアム・アウトレット」に向かう場所。支柱を除く本体の大きさは高さ83センチ、横幅46センチ、奥行56センチ。正面向かって右面にはSLを運転するふっかちゃん、向かって左面には深谷市特産の花や野菜、正面にふかちゃんの顔がデザインされている。
17日には、市内のスタンプショップ「川本山陽堂」(深谷市田谷)がふかや花園駅来場記念スタンプを寄贈した。スタンプはポスト同様のデザインで深谷市にゆかりのある「レンガ」をイメージした赤色と「深谷ねぎ」の緑色の2種類を用意。駅名を英語(赤)と日本語(緑)で記している。寄贈式で川本徹郎社長は「ふっかちゃんが誕生した2010年から関連グッズを製造してきた。そこだけにしかないものは人を引き付ける。スタンプをきっかけに多くの人が駅を訪れ市内を巡ってもらいたい。ポストの利用促進につながれば」と期待する。「市内ではTシャツなどのコラボグッズも企画されるなど、さまざまな業種の交流・連携づくりにもつながっている」とも。
ご当地ポストは郵便ポストに地域ならではの装飾で観光資源化を図るもので、市内では8月に設置された深谷市役所の「渋沢栄一×福澤諭吉オリジナルポスト」に続いて2カ所目となる。