マルシェイベント「わかおかみーけっと」が4月29日、深谷市のレンガ通り周辺(深谷市仲町)で開かれた。主催は深谷商店街活性隊若女将(おかみ)の会。
地元商店街の若女将たちが「商店街の魅力発信」と「地域活性化」を目的に2018年から定期的に開いている手作り市。コロナ禍の中でも縮小しながら続け、16回目を迎えた。「わかおかみーけっと」は、良い品と若女将に会える=「meet」と市場の「market」を組み合わせた造語。商店街の老舗和菓子店やカフェ、眼鏡店、人形店、雑貨店のほか花苗や種、野菜、甘酒、漬物などの販売、アクセサリー作りのワークショップなど市内外から38組が参加した。
深谷市の春の恒例イベント「ふかや花フェスタ」に合わせて開き子ども連れや近所に住む年配者など幅広い世代でにぎわった。同会の岡部みゆきさんは「今年は花フェスタの会場が深谷テラスパークだったので、メイン会場周辺だけでなく市内全域を花とイベントでつなげて盛り上げられればと商店街でもマルシェを開催した。コロナ禍でしばらく会ってなかった人たちが来てくれて、街がにぎやかになって、地元の人たちの喜ぶ顔が見られて良かった」と話す。
「平成9年農家男子」として初出店したイチゴ農家の木口貴大さんは「売れるかどうか不安だったが、埼玉県の品種『あまりん』が早くに完売した」と話した。若女将の一人で「ときわ園」(仲町)の柿沼聡子さんは「若女将の皆さんに快く仲間に入れてもらって、パワーとエネルギーに刺激を受けている。初出店だったが、販売の仕方や見せ方など勉強になる。また出店したい」と話していた。