「深谷ねぎ」の植付けから収穫まで体験できる企画「深谷ねぎオーナーになろう!」の今年の作業が5月20日、深谷市内で始まる。
作業初日となる当日は、機械で「ねぎ定植」と手植えの作業を行う
深谷市特産の「深谷ねぎ」を食べるだけでなく栽培することで、「深谷ねぎ」や野菜、農業に興味を持ってもらおうと2021年から企画。市内の農家などが主催する。畑の1畝(延長約10メートル)を使い、ネギ作りに挑戦してもらう参加者を「ねぎオーナー」と呼ぶ。
作業初日となる当日は、機械による「ねぎ定植」と手植え作業のほか、「深谷ねぎ」について説明がある。作業は今回のほか、夏と秋に土寄せと草取りを行い、冬にはネギを収穫。焼きネギ体験と合わせて4回を予定する。
収穫量は1組当たり約20キロ(約70~90本)を見込む。作業全般を、ネギを中心にキャベツやブロッコリーなどの野菜を生産する市内の農家「馬場ファミリー農園」がサポートする。同農園の馬場三恵さんは「農業未経験でも安心。自分で作るネギのおいしさを味わってほしい。炭火で丸ごと焼いても、鍋にしてももいい。畑は屋内プール施設アクアパラダイスパティオの近く。深谷駅から無料送迎バスもある。軍手などはレンタルもあるので手ぶらでも可能」と話す。
企画をバックアップするのはベジタブルテーマパークフカヤ。農業が盛んな深谷市全体を「野菜が楽しめるテーマパーク」に見立てて、何度でも訪れたくなる観光地を目指している。野菜ソムリエの牧野悦子さんは「ネギの街ならではの企画。どんな風に育つのか実際に畑で見て、触れて、体験してほしい。深谷は『野菜を楽しめるまち』を推進している。週末の農業体験でさまざまな野菜作りを楽しんで」と呼びかける。
参加費は1組=1万円。申し込みはインスタグラムのDMまたは電話(馬場ファミリー農園、TEL 048-572-7321)で受け付ける。