熊谷出身の写真家・佐藤虹二さんが撮影した作品「たなばた」のタペストリー版が6月26日、八木橋百貨店1階東側シースルーエレベーター横に展示された。
東側入り口のシースルーエレベーター横。手前では七夕イベント「Make a wish」を展開中
1950(昭和25)年に現在の八木橋百貨店前で撮影された七夕の風景を収めた同作品。熊谷市立熊谷図書館収蔵の一枚をスタジオ撮影し、防炎素材に昇華転写印刷した。高さ2メートル73センチ、幅1メートル40センチの大型タペストリーをシースルーエレベーター横に、国道17号沿いのショーウィンドーにもポスターで掲出する。
展示のきっかけは、熊谷市在住の写真家・新井英範さんと近所に住むデザイナー・唐崎瑞穂さんが、七夕の時期に合わせて八木橋百貨店での作品展示を提案したことから。
同店では毎年、七夕シーズンにササ飾りを置いて、短冊に願い事を書き結ぶイベント「make a wish」を展開している。「現代のササの葉と共に、歴史ある百貨店の七夕のワンシーンを楽しんでもらえたら」と掛け合い、同店営業戦略主幹の宮地豊さんが協力して展示が実現した。
新井さんは「恐らく、現在の埼玉縣信用金庫本店営業部あたりから撮影されている。通りに面した八木橋百貨店の建物とその向かいの店(水戸屋)、奥の肥料・飼料を扱う店(日向)、通りを行き交う子どもや大人の姿、風になびく七夕飾りが写り、低い位置から切り取られた構図が素晴らしい」と評価する。宮地さんは「雲が立ち込め、風が急に吹いている様子、夕立の前の一瞬を捉えたのではないか。今みたいに酷く暑くなる前は、熊谷も雨が降れば涼しくなった」とも。
新井さんによると、熊谷は旧暦で七夕行事を行っていたことから、写真は8月に撮影されたものという。
展示は8月31日までを予定する。