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嵐山町でラベンダーが見頃 癒やされる香り、摘み取り体験も

「今年は例年より咲き始めが早い」「今が見頃」と園内を紹介するスタッフ

「今年は例年より咲き始めが早い」「今が見頃」と園内を紹介するスタッフ

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「らんざんラベンダーまつり」が現在、嵐山町の「千年の苑(その)ラベンダー園」(嵐山町鎌形)で開催されている。

摘み取ったラベンダーは花束にして持ち帰ることができる(摘み取り体験は有料)

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 広さ6.5ヘクタール(東京ドームの1.4倍)の敷地に2万2000株のラベンダーを植え付ける同園。ラベンダーの中でも香りの強い「グロッソ」やウサギの耳のような花穂の「オーシャンブルー」、ピンクの花が特徴の「ミスキャサリン」など16種類が見頃を迎えて花穂が色づき、香りを振りまいている。

 2019年の開園年に初開催した「ラベンダーまつり」は、台風や新型コロナなどの影響で2020年から2年続けて中止。昨年の開催に続き今年で3回目となる。「今年は例年より約1週間早く色づき始めて、まさに今が見頃」と話すのは嵐山町観光協会の持田知子さん。園内には畑全体を見渡すことができる展望台のほか、ラベンダーに囲まれるように配置したスマホスタンド付きのフォトスポットを用意。ラベンダーの摘み取り体験も行っている。

 取材した14日は小雨が降る中、花に近づいて香りを楽しんだり、スマホを手に記念撮影したり、日除け棚の下のベンチに座って畑を眺める来場者の姿があった。さいたま市から友人と訪れた男性は「ラベンダー色と言えば青紫というイメージで、色も香りもこんなに種類があるとは思わなかった」と話していた。はさみで1本ずつラベンダーを摘み取り、小さな花束を作っていた女性は「ラベンダーが好きで自宅でも育てているが、ここは眺めが素晴らしい。香りも良くて、癒やされた」とほほ笑んだ。

 同観光協会によると開園年の入場者数は約7万人、昨年は3万人が来場した。持田さんは「今年はオープン初日から沖縄や台湾から来場した人もいて、ラベンダー園が県内外へ広まっていると感じている。摘み取り体験やスティック作り体験で、癒やされる香りを自宅にもぜひ持ち帰ってもらえれば」と来場を呼びかける。

 開催時間は9時~16時。料金は、13才以上=500円、6才以上=200円、未就学児無料。今月25日まで。

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