深谷市で7月25日、埼玉県知事選挙の投票率に連動して地域通貨ネギーのポイントバック率を引き上げる「埼玉県知事選挙の投票率アップ大作戦!!」が始まった。
深谷市で発行している渋沢栄一とふっかちゃんがコラボした一万円札風デザインの投票済証
2019年に行われた前回の埼玉県知事選挙で、深谷市の投票率は30.23%。埼玉県内72の市区町村のうち63位だった。市は投票率アップを目指し、地域通貨を活用して地域課題を解決する「ネギーチャレンジ」の第1弾として企画。8月6日に行われる知事選で、深谷市の投票率の県内順位が前回の63位から2位上昇するごとに、ネギーのポイントバック率を1%ずつ、最大10%まで引き上げる。
市が発行する「深谷市地域通貨ネギー」は、QRコードを印刷したカードまたは、スマートフォンを利用してキャッシュレス決済ができる。通貨の単位は市特産の「深谷ねぎ」にちなんだ「negi(ネギー)」で1negi=1円に換算する。
チャレンジ達成でポイントバック率が適用されるのは、8月14日~8月31日の買い物分。通常のポイント還元率は1%のため1000negiを支払うと10negiの還元だが、県内順位55位(前回から8位アップ)で5%(1000negiの支払いで50negi)を還元、県内順位45位(前回から18位アップ)で10%(1000negiの支払いで100negi)を還元する。1人当たりのポイントバック上限額は5,000negiまで。予算額(ポイントバック分2,000万円)に達し次第終了となる。
市産業振興部産業ブランド推進室の戸塚翔吾さんは「市民の皆さんに参加してもらうネギーチャレンジ。地域課題の解決のために今後も企画していく。チャレンジを通じてまちづくりに関心を持ってもらえれば」と話す。
8月6日まで。