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熊谷で「渋沢栄一人生ゲーム」イベント 遊びながら起業家精神学ぶ

埼玉県ゆかりの三偉人として顕彰されている渋沢栄一。ボードゲームを使ったアントルプレナーシップ教育プログラムの一環として行われた

埼玉県ゆかりの三偉人として顕彰されている渋沢栄一。ボードゲームを使ったアントルプレナーシップ教育プログラムの一環として行われた

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 渋沢栄一翁の人生をゲームで体験しながら起業家精神を学ぶイベントが9月18日、コワーキングスペース Day One(熊谷市筑波)で行われた。

渋沢栄一の生涯を題材にしたボードゲーム「渋沢栄一人生ゲーム」(埼玉県)

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 近代日本経済の父と呼ばれる、深谷市出身の渋沢栄一の生涯を題材にしたボードゲーム「渋沢栄一人生ゲーム」を使ったアントレプレナーシップ教育プログラムの一環。

 同ゲームは、埼玉県が郷土を代表する偉人への関心を高めるため製作した。渋沢栄一の人生を追体験するゲーム展開で、遊びながら功績や県名産品などを知ることができる内容となっている。主催の「アントレプレナーシップ教育プログラムUnicorn School(ユニコーンスクール)」が、小学生を対象に、「遊びながら実業家、起業家の精神を学ぶことで、起業に興味を持ってもらうきっかけに、子どものやる気や意欲向上につなげたい」と企画した。

 当日は小学1年生から6年生まで8人が参加。自己紹介でお互いにニックネームを呼び合い、クイズで「渋沢栄一」を確認した後、人生ゲームで栄一翁の人生を体験した。子どもたちは「人生ゲームが好き」「起業を考えている」「渋沢栄一に興味がある」「ワイワイしたい」など、さまざまな理由で参加したという。ゲームが進むにつれ、起業したり、子だくさんになったり、大金を手にしたり借金をしたりと波乱に富んだ渋沢栄一の人生を追体験した。子どもたちは「失敗してもあきらめないところがすごい」「子どもがたくさんできて驚いた」「日本が良くなるため、皆のために頑張っているのに感動した」などと話していた。

 Unicorn Schoolを運営するキョーリクの原田勲社長は「問いを自ら作り、答えを出すことが大事だと考えている。今回は、埼玉県三偉人の功績を人生ゲームを通じて学んだが、遊びながら学ぶことで参加者の興味関心を引き出すことに成功したと思う。学びは、本来自分が知りたいと思うことから始まる。学びの楽しさを伝えることができたプログラムだった。今後も企画していきたい」と話す。

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