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深谷にバスケットコート付きカフェレストラン 地元企業が異業種展開へ

店舗エントランス。「今後店内でオリジナルクラフトビールを製造、提供する」と話す齊藤さん

店舗エントランス。「今後店内でオリジナルクラフトビールを製造、提供する」と話す齊藤さん

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 バスケットコート併設のカフェレストラン「3on3(スリーオンスリー)Fukaya」(深谷市上野台、TEL 048-580-4343)が9月18日、オープンした。

深谷産野菜や食材を使った料理を提供する

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 屋外にバスケットコートを設置する店。ストリート・バスケットボールから始まった3対3でプレーする「3on3」を店名にした。人と人が自由につながり、新しい出会いと発想が生まれる場所を目指す。

 延べ床面積は約371平方メートル。2階建ての店内はテーブル席40席(1階=4卓18席、2階=14卓32席)、カウンター席20席(1階2階それぞれ10席)、ミーティングルーム=8席、テラス席=12卓24席の合計102席を設ける。屋外には1階席とテラス席から眺めることができるバスケットコート(280平方メートル)を設置。利用客は誰でも自由に使うことができる。

 ランチタイムのメニューは、「ピッツァセット」(1,300円)、「パスタセット」(1,400円)、「バターミルクチキンセット」(1,600円)。「シラスとあさりの深谷野菜Pizza」「季節野菜のミートソース」など深谷産野菜や深谷牛を使った料理を中心に用意する。ディナータイムのメニューは数量限定で、深谷牛、むさし麦豚、深谷産野菜を使った「本日の深谷ご飯プレート」(1,430円)、「チーズリゾット」(1,980円)など。マネジャーでブルーワーの齊藤礼貴さんは「新しいファミレスとして、食事だけでなく、カフェでくつろいだり読書や勉強、コワーキングに利用したりとさまざまな用途に利用していただきたい」と話す。今後、店内のブルワリーでオリジナルクラフトビールを製造するという。

 運営はインフラ整備・配管設備事業を手がける「セイフル」(深谷市上野台) 。地元インフラ企業が異業種展開する。岡田高和社長は「インフラ整備や配管工事は裏方の仕事でどんな仕事なのかが見えにくい。店内にクラフトビールの醸造設備を構えることで、仕事の一部を紹介する展示施設も兼ねている。世の中に必要不可欠なインフラについて知ってもらえたら」と話す。きっかけは全社員アンケートから。10年後どんな会社になっているかの問いに、「社員食堂を地域に開放」「社員はもちろん、地域の人も集まるカフェ」「野外フェス」などさまざまな未来を描いた一つがカフェの運営につながった。岡田社長は「空間を活用してイベントやワークショップなど、地域の人たちと心が豊かになれる場所になれば」と話す。

 営業時間は11時~22時。水曜定休。

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