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熊谷の創作和食店が1周年 「おいしいものをちょっとずつ」コンセプトに

大切にしているというイラストを手にする関口さん

大切にしているというイラストを手にする関口さん

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 「季節料理 Sin」(熊谷市銀座、TEL048-578-8921)が10月19日、オープン1周年を迎えた。

米は山形の自然農法「つや姫」(7分づき)を昆布と塩で炊き上げ、味噌汁は味噌を3、4種類ブレンドする

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 店主は熊谷で生まれ育った関口敬則さん。大学では英米文学を専攻し、翻訳家になりたいという夢があったが、学生時代のアルバイト経験を生かして飲食業の道に進んだという。

 熊谷の居酒屋「酒悦」(筑波)で調理経験を積み、都内の居酒屋で業務全搬を覚え、「酒悦」に戻って店長を務めた関口さんは、「味千両」(筑波)で店長、「鮨 信楽」(筑波)で一品料理を担当するなどの経験を積み、2022年10月19日に同店を開いた。「日常の忙しさから離れて、食と向き合ってじっくり味わってほしいので、店内は和の落ち着いた雰囲気を大切にしている」と関口さん。店舗面積は33平方メートル。席数は、カウンター席5席、テーブル席12席。

 「季節の食材を大切に」「おいしいものをちょっとずつ」がコンセプトというメニューは、「サクッとおつまみコース」(4,400円)、「ご飯コース」(6,600円)、「完全フルオーダースペシャルコース」(要予約)などの「お任せ」のみ。11月、12月は「和牛もつ鍋コース」(要予約)を用意する。関口さんは「10種類の調味料を使っただしに溶け込むモツのうま味が売り。昨年は約8割のお客さまがリピートした」と話す。

 関口さんは一年を振り返り、「思っていた以上にたくさんの人に来店してもらい、人脈が広がった。1年間楽しく仕事をさせてもらった。10月中は週末ごとに1周年記念イベントを開催する。10月以降もイベントを考えているのでSNSをぜひチェックしてほしい」とほほ笑む。「ストレスの多い世の中だが、日常から離れて意識を食に向けてほしい。身体に優しい旬の食材で、おいしくて身体に良い食事を用意している」とも。

 営業時間は17時~22時(日曜は21時まで)。

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