旬を迎えた「深谷ねぎ」を味わうイベントが1月28日、深谷市内各所で開催される。

道の駅おかべとアクアパラダイスパティオは30分ごとに無料シャトルバスを運行する。「深谷ねぎまつり」の戸丸実行委員長（右）と「ねぎジンジャー祭り」のスタッフ

　寒さが厳しくなるほど甘みが増す深谷市特産のネギ「深谷ねぎ」。長ネギの生産量全国2位を誇る埼玉県の中でも、全国的に知られるブランド野菜として定着している。一年で一番おいしくなるこの時期に、深谷ネギの魅力をアピールしようと、当日は市内3カ所で深谷ネギのイベントを行う。

　「アクアパラダイス パティオ＆深谷グリーンパーク」（深谷市樫合）では「深谷ねぎまつり」を開催する。会場では、「深谷ねぎ上カシラ」「深谷ねぎの特製おでん」「深谷ねぎと豚肉のトマトペンネ」「深谷ねぎカレー焼きそば」「ねぎたっぷりお好み鯛焼き」「深谷ねぎバーガー」などのネギ料理を提供する40店が集まる「深谷ねぎ料理選手権」のほか、ネギを1本丸ごと焼き、皮をむいて好みのソースで食べるネギ焼き「深谷カルソッツ」、能登半島地震災害義援金を募り、100円以上の募金で祝詞（のりと）をあげたネギを「福ねぎ」として1人1本配布する「復興福ねぎ」、ステージイベントなど。さまざまな表現方法で「深谷ねぎ」をアピールする。戸丸義之実行委員長は「今年は開催場所をアクアパラダイスパティオへ移して開催する。これまで以上にお客さまに満足してもらえるよう準備したい」と意気込む。

　「深谷テラス ヤサイな仲間たちファーム」（深谷市花園）は27日・28日に「ねぎ祭り」を開催。「ねぎめぐりシールラリー」や「カルソッツ食べ比べ」「ねぎのポタージュ」の販売、全国各地のネギを9種類販売するほか、併設するヤサイ畑でネギの収穫体験も行う。同施設の松村佳代さんは「ネギはもちろん、おいしい冬野菜を食べてほしい。カルソッツ食べ比べは深谷ネギと下仁田ネギとあと1本どこかの地域のネギを焼く。それぞれの違いを楽しんでもらえれば」と話す。

　「道の駅おかべ」（深谷市岡）では「ねぎジンジャー祭り」を開催する。当日はキッチンカーが出店して「煮ぼうとう」を販売するほか、「深谷ねぎカルソッツ」「バドミントンストラックアウト」「ネギジンジャー・納得コーラ即売会」「ミツホシ銀行そば蔵おかべ応援団 設立式」も行う。レストラン「NOLA　深谷のめぐみ食堂」は限定メニューを用意する。道の駅を運営する「ふかや物産観光」マネジャーの香月幸生さんは「市内各地でそれぞれイベントを行い、深谷市全体で集客アップを狙う。道の駅おかべとアクアパラダイスパティオは無料シャトルバスを運行するので、各地へ足を運んでもらいたい」と来場を呼びかける。

　開催時間は、「深谷ねぎまつり」「ねぎジンジャー祭り」＝10時～15時。「ねぎ祭り」＝9時～17時。入場無料。