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熊谷に「らーめん埜唄」 しじみラーメン、宍道湖産シジミ、貝出しスープ味わって

群青色の大きな幕に店名と「しじみラーメン」の文字が目を引く

群青色の大きな幕に店名と「しじみラーメン」の文字が目を引く

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 航空自衛隊熊谷基地近くにラーメン店「らーめん埜唄(やばい)」(熊谷市拾六間、TEL 080-8015-7589)がオープンして1カ月がたった。

「珠玉のしじみらーめん」(塩)

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 長年勤めた会社を早期退職した店主の新井英成さんが開いた。子どもの頃から飲食業に興味があったという新井さん。食べ歩きで出合った「貝だしラーメン」に衝撃を受け、島根県宍道湖産のシジミを使ったラーメンを追究する。「宍道湖のシジミは、だしのうまみ、コクがやっぱり違う。だしだけで十分うまみを感じる」と説明する。

 県道47号線沿い、群青色の大きな幕に店名と「しじみラーメン」の文字が目を引く。店舗面積は72.87平方メートル。木目調の店内は席幅を広めに設定し、カウンター8席、テーブル2卓8席を設ける。

 スープは2種類で、島根県宍道湖産の「うまみが強い」というシジミのエキスを100%使ったスープと鶏やかつお節、カキなどのうまみを取り入れた「貝パイタンスープ」を「塩」「しょうゆ」で用意する。メニューは「珠玉のしじみらーめん」(塩=750円、しょうゆ=780円)「芳醇(ほうじゅん)のしじみパイタン」(塩=800円、しょうゆ=850円)「珠玉のしじみらーめん極」(塩=1,300円)など。自家製の麺は北海道産と熊谷産の小麦粉をブレンドして打つ細麺。スープと絡まるようにモッチリ感を出しているという。「シジミの味をダイレクトに感じてほしい」とシンプルに青ネギのみ盛り付け。別添えで提供するトッピングは、豚肩ロースと鶏むね肉を低温調理したチャーシュー、自家製メンマ、半熟煮卵など。

 「帰り際に、おいしかったと言われるのがうれしい」と新井さん。オープンから1カ月がたち、近隣で働く人や女性の1人客、年配客など幅広い層が来店する。「前職はエンドユーザーと接する機会がなかったので、お客さまに直接声をかけてもらえるのがうれしい。すごく励みになる」とほほ笑む。「落ち着いてゆっくり食事を楽しめるような店作りを心がけたい」とも。

 営業時間は11時~14時、17時~21時。数量限定で売り切れ次第終了。木曜定休。

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