子ども向けのビジネス教育セミナーや海外留学相談を行う教育コンサルおよび留学エージェント会社「HANA’S ACADEMIA(ハナサカデミア)」(深谷市後榛沢)が2月1日、設立3周年を迎えた。
自ら考え行動できる力、コミュニケーション力、英語力、課題解決力、価値を創造する力など、ビジネスに有用な能力の習得を支援する。
CEOの近藤英恵さんは以前、子どもに海外の教育を受けさせようとフィリピンに移住。英恵さんの息子の春樹さんはフィリピンで「ITジュニアキャンプ」に参加し、中学2年生の時起業した。
近藤さんは「子どもにさまざまな経験をさせ、成功体験で自信を持たせ、自分の好きなことに気付かせ、伸ばして、仕事にするビジネス教育を提供しようと、ハナサカデミアを立ち上げた」と振り返る。
同社では現在、小3~高3生対象の「ビジネスキャンプ」「オンライン受講コース」、海外留学相談などの事業を展開している。近藤さんは「オンライン受講コースもビジネスキャンプも、子どもたちに年の近い若手起業家が講義するのが特長で、深谷のまち歩きや特産品PR、社会問題を解決するビジネスプラン作成、プレゼンテーションを行う」と話す。
近藤さんは「息子は中3の時、ビジネスに専念するため不登校を選んだ。不登校や引きこもりの子を持つ親は普通のレールから外れたと悩むが、不登校は悪ではない。好きなことを学べばいい。教育のあり方は変わってきている。教育にも多様性が必要」と話す。
同社では会社設立3周年に当たり、3月31日に新企画「未来の社長会」を行う。これまで「ビジネスキャンプ」「オンライン受講コース」に参加した人を集め、名刺交換やプレゼンテーション大会などを行う。参加費は5,000円。詳しい参加条件や開催時間は公式サイトで公開する。