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行田のSL「貴婦人」お披露目 クラウドファンディング型ふるさと納税で

美しい姿になったSL貴婦人の前で行ったテープカットセレモニー。左から八ツ田彰JR熊谷駅長、行田邦子市長、野本翔平市議会議長、湯本内装の湯本茂作社長

美しい姿になったSL貴婦人の前で行ったテープカットセレモニー。左から八ツ田彰JR熊谷駅長、行田邦子市長、野本翔平市議会議長、湯本内装の湯本茂作社長

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 再塗装修繕を終えた蒸気機関車C5726号「貴婦人」が3月24日、本丸児童公園(行田市本丸)の南側で公開された。

運転席に入る階段入り口に鉄扉が設けられている。毎日9時~17時に公開予定

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 1938(昭和13)年、川崎車両製造の旅客列車用蒸気機関車で、主に東海道本線や東北本線を走っていたC57型。車体の美しさから「貴婦人」の愛称で呼ばれている。

 1971(昭和46)年12月に引退した同車両は、翌年1月に国鉄行田駅の開業5周年を記念して国鉄高崎鉄道管理局(現在の東日本旅客鉄道株式会社高崎支社)から行田市に貸与され、現在の場所に展示された。以降約半世紀にわたり公園を訪れる人々に親しまれてきた。これまで地元の国鉄OBボランティアが定期清掃を行い、市も塗装工事を5回ほど修繕してきたが、経年劣化による塗装のはく離やさびが酷くなり対策が必要となっていた。

 同市は、「SLの再塗装、修繕を行い美しい貴婦人の姿を取り戻し、『産業遺産』として次世代に引き継ぎたい」と、2023年9月4日~12月2日にクラウドファンディング型ふるさと納税など「貴婦人お色直しプロジェクト」に取り組み、目標金額780万円を大幅に超える寄付額1,140万円を集めた。総支援件数は189件(クラウドファンディング型ふるさと納税179件、企業版ふるさと納税8件、市内に本社がある企業団体5件)。

 予想を超える寄付を活用して修繕し、運転室まで上れる階段の設置や運転室改修で汽笛や疑似の煙を演出。 SLヘッドライトを修繕して夜間点灯できるようにし、周囲にLED照明設置でSL本体をライトアップ。どちらも太陽光発電パネルによる電気を利用し、暗くなると自動点灯する仕組み。

 当日の「お披露目セレモニー」で、行田邦子市長は「さびて塗装がはげているSLの姿を見て悲しい気持ちで、市民からも貴婦人がかわいそうだと声をいただいていた。今回のプロジェクトで目標額を超える寄付と思いもいただき、当初の計画以上のお色直しができた」と話す。SL前でテープカットセレモニーが行われ、JR東日本の協力により「子ども用駅長服」を着た子どもたちが記念撮影する姿もあった。家族で市内から訪れた男の子は「外から見るだけだと思ったら運転席に入れてうれしい。運転席のレバーを引いたら汽笛が鳴って、びっくりした」と笑っていた。

 展示場所は、これまでSLを囲んでいたフェンスや樹木を撤去。新しいフェンスはSL近くに設置したためSL全体が見えるようになり、より近くで見ることができる。同市役所都市整備部副参事の吉田秀和さんは「クラウドファンディング型ふるさと納税に取り組んだのは初めて。多くの人たちの協力で塗装修繕ができた。運転席は毎日9時~17時に公開予定。SL運転席に入れる展示は珍しいので、バルブやレバーを触って、汽笛の音を聞いて楽しんで」と話す。

※テープカット写真の説明に誤りがありました。お詫びして訂正いたします。

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