第25回全国高等学校選抜ラグビーフットボール大会が3月22日、熊谷スポーツ文化公園熊谷ラグビー場（熊谷市上川上）で開幕した。

選手宣誓を務めた東福岡高等学校の古田主将

　新型コロナウイルス感染拡大防止のため、前回大会まで行われなかった開会式が4大会ぶりに行われ、出場32チームが熊谷ラグビー場に整列。開会式の音楽は県立大宮高校吹奏楽部が演奏を担当した。

　選手宣誓は東福岡高校主将の古田学央さんが務め、「われわれ第25回全国高等学校選抜ラグビーフットボール大会に出場するメンバーは、4大会ぶりに開会式を迎えられていることに大変ワクワクしております。しかしまだ、能登半島地震に合われた地域の方々は復興に向けて厳しい環境の中生活されています。本大会に出場する日本航空石川高等学校の選手の皆さんも厳しい状況の中、ラグビーをされていました。今、私たちができることは高校ラグビーです。選手の皆さん、見せましょう高校ラグビーの力を。伝えましょう高校ラグビーの感動を。私たちは今、新チームになって日も浅く、まだまだ成長段階ですが、今できる最高のパフォーマンスをこのラグビータウン熊谷で精一杯表現します」と宣誓した。

　全国9ブロック32校によるトーナメント勝ち抜き方式。初出場校は、青森山田（青森）、四日市工（三重）、成城学園（東京）、興国（大阪）の4校。開催県の埼玉からは昌平高校が出場する。試合は23日に1回戦、24日に2回戦を行った後再抽選を行い、26日に準々決勝、28日に準決勝、30日の決勝で春の王者を決める。

　準々決勝以降はAグラウンドで行い、入場チケットが必要。チケットは各日第1試合開始1時間前から販売する。料金は、一般＝1,500円、高校生＝500円、中学生以下無料。