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熊谷が舞台の短編映画「カミノチギリ」上映で満席 トークショーも

ご当地アイドル「雷女子(かみなりじょし)」を募る出演者の川端康稔さん(右)と宇野プロデューサー

ご当地アイドル「雷女子(かみなりじょし)」を募る出演者の川端康稔さん(右)と宇野プロデューサー

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 熊谷市を舞台にした映画「カミノチギリ」の無料上映会とトークショーが6月9日、熊谷駅直結の映画館「シネティアラ21」(熊谷市筑波)で行われた。

トークショーに登壇する出演者。(左から)雷女子役の小暮葉純さん、保科有希さん、俄然風太さん

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 「カミノチギリ」は、熊谷市のご当地アイドル「雷女子(かみなりじょし)」になるために集まった4人の主人公がライブデビューするまでの葛藤や成長を描いた短編映画。コミュニティー放送局「FMクマガヤ」の宇野元英局長がプロデューサーを務めた。今年2月に開催された「第1回熊谷駅前短編映画祭」のノミネートは逃したものの、名古屋市の非鉄金属専業商社「林商店」の協賛を受け、熊谷で無料上映会が実現した。事前予約制で申し込みを受け付けたところ、前日には定員の139人に達した。

 当日は「カミノチギリ」のほか、第1回熊谷駅前短編映画祭で優秀賞を受賞した「また、ライブハウスで」を同時上映。開始前に宇野さんは「スマホで撮影してつなぎ合わせた作品が、熊谷を誇る映画館で上映させてもらえることに感謝したい。こんなにたくさんの人たちに来てもらえて本当にうれしい」と満席の観客を前に興奮気味だった。

 「カミノチギリ」上映後のトークショーでは、メインロケ地となった上之雷電神社宮司の川端康稔さんと宇野さんが創作のきっかけになった「神社初のアイドル構想」について話し、出演者で雷女子役の小暮葉純さん、保科有希さん、俄然風太さんと宇野さんが「出演依頼があった時のこと」「印象に残っている撮影シーン」など撮影を振り返った。「衣装は自前ですか」「あの場面で、手に持っていたのは」など観客からの質問に答える場面もあった。

 「また、ライブハウスで」の坂本幸基監督と編集の箱田慧さんが登壇したトークショーでは、宇野さんと映画の価値について話し、坂本監督は「映画は作って終わりではなく、見てもらうことが重要。今回上映機会に恵まれて多くの人に見てもらえてうれしい」と話していた。

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