「第17回ピンクリボン・デーinくまがや」の乳がん啓発ライトアップが10月10日、熊谷の中心市街を流れる星川の沿道で始まった。主催はNPO法人「くまがやピンクリボンの会」。
乳がんの正しい知識を広めて、早期受診・早期治療の重要性を伝える「ピンクリボン運動」。同団体が主催する「ピンクリボン・デーinくまがや」は、女性だけでなくパートナーである男性にも関心を持ってもらい、検診受診率向上を目指す取り組みの一環で行う。同団体ではこれまで、毎年10月のピンクリボン月間に合わせて、熊谷駅正面口の膜シェルターや国宝・聖天山貴惣門(妻沼)、忍城跡などでライトアップを行ってきた。星川エリアマネジメントとの協働で昨年から始まった星川のイルミネーション。今年は星川広場から約300メートル区間の川床に投光器を100台設置し、川沿いの樹木54本に約3万球を飾り、周辺を照らす。
今年も同日開催の「星川夜市」とコラボした点灯式では、来場者のカウントダウンと共に、星川沿いの樹木や水面が一斉に光で包まれた。川に寄り添うように、荒川中学校、大原中学校、玉井中学校、妻沼東中学校、江南中学校、吉岡中学校の地元中学校6校の各保健委員がメッセージを寄せたルミナリエバッグで「キャンドルナイト」を展開し、来場者が大切な人へのメッセージや願いを書いたリボンを結び付けることのできる「メッセージツリー」を設置した。結ばれたリボンは後日、妻沼聖天山(熊谷市妻沼)で祈願を行う。
点灯式に合わせ、星川広場川床では、チアダンスやキッズダンスパフォーマンス、オリジナルピンクリボングッズ販売、最新型乳がん触診モデル体験を行った。
同会代表理事の栗原和江さんは「私は乳がん患者で、19年前にがんの告知を受けた。会を立ち上げて19年目になるが、大きな柱の一つが検診受診率向上。私が罹患(りかん)した2007(平成19)年、熊谷市の受診率は7.5%だったが、2024年は16.9%まで上がった。『がん教育・生命の授業』を通じ、小中学生が家族へ検診を呼びかけた成果が数字となって現れているのではないか。検診受診への後押し、早期発見早期治療の薦め、サバイバー支援を継続し、がんで悲しむ人が一人でも減ることを願っている。もし誰かにピンクリボンについて聞かれたら、それは検診に行くことだよと教えてあげてほしい。誰かの命を救うことになる」と呼びかける。
イベント実行委員長の羽賀登喜子さんは「単なるイベントで終わらせず、何度も命と検診の大切さを伝えたい。イルミネーションという目に見えるきっかけを通じて検診が習慣化し、幼いころからの意識付けや月1回のセルフチェックへと行動が変われば」と話す。
点灯時間は日没~21時。10月31日まで。