行田総合体育館(行田市和田)のトレーニング室は現在、人気の力こぶを選ぶ「上腕二頭筋ランキング」の投票を受け付けている。
1日平均約100人の利用がある同室で、日頃トレーニングに励む会員らに、鍛えた体を表現する場を提供し、さらに鍛えたくなるような工夫はできないかとスタッフが企画した。
10月からランキング立候補の応募を始めたところ、予想を上回る応募が集まり、男女問わず20代から60代まで、10の上腕二頭筋が出そろった。11月1日に投票が始まり、投票率も予想以上だという。
行田市産業文化スポーツいきいき財団事務局長の新井大さんは「どの筋肉をランキングするのか検討を重ね、応募者が自撮りできる部分なら応募してもらいやすいのではと『上腕二頭筋』に決まった。老若男女問わず、上級者以外からも応募があり手応えを感じている。このイベントが会員同士のコミュニケーションづくりのきっかけになれば」と話す。「投票用紙は男女で分けており『男性からみた人気の筋肉』『女性からみた人気の筋肉』でランキングが出るところも楽しみにしてほしい」とも。
筋肉を見るポイントについて、トレーナーの大谷宗貴さんは「重い負荷をかけて低回数で鍛えた筋肉はモリモリと盛り上がり、ある程度の負荷を、時間をかけて鍛えた筋肉は引き締まっている」と話す。「あくまでも好みなので、難しく考えず好きな上腕二頭筋に投票して」とも。
投票できるのはトレーニング室会員のみだが入会費などはなく、マシンの利用方法などを説明する講習会に参加すれば、高校生以上であれば誰でも会員になることができる。
公共機関が運営するトレーニング室で「常任トレーナーがいることは珍しい」と話す新井さん。「ボディービルダーとして活躍し優勝経験を持つトレーナーと栄養士資格を持ち栄養面でもサポートできる女性トレーナーが、的確なアドバイスや個々に合わせたトレーニングメニューの作成までできる。両トレーナーともに、気さくで親しみやすいので人気がある。気軽に体づくりを始めてみては」と参加を促す。
トレーニング室受付の投票箱へ投票する。11月10日まで。開票結果はホームページで発表する。
利用時間は9時~21時。第2、4月曜休館(祝日の場合は翌日)。