行田市の「 行田古代米カレー」提供店で現在、「さきたま古墳・行田古代米カレースタンプラリー」が開催されている。
行田古代米カレー食べ歩きMAP掲載店のうち12店舗のカレーを食べスタンプを押し応募することで、抽選で古代米や古代米カレー、行田市に関連したグッズなどが当たる同イベント。
同市在住の田中利幸さんが、行田の地産地消、観光などの活性化と同地にある遺跡「稲荷山古墳等の前方後円墳」や日本一の円墳「丸墓山」など郷土の誇りを広める目的で、2014年3月から参加店舗の声掛けを行い、「さきたま古墳・行田古代米カレーの会」を2016年に結成した。
行田古代米カレーは行田産の古代米と食材を使い、同市にある「ものつくり大学」赤松明学長のデザインによる共通の型(前方後円墳)を使ってご飯を成型するルール以外には細かな規定はなく、各店では、薬膳カレー、ドライカレー、スープカレーなどさまざまなスタイルで提供している。
同会に参画する18店舗のうち、スタンプラリー参加店は12店。それぞれの店舗にオリジナルの前方後円墳型フォトフレームを設置し、SNSへの拡散も見込んでいる。
全店舗クリアすると「古代米マイスター認定証とマイスターバッジ」を進呈するほか、ハガキでの応募賞品には「オリジナル古墳型」や各種招待券などを用意する。
イベント開始から2カ月。参加者からは「どの店も全く異なるカレーなので巡るのが面白い」「スタンプを始めると次も次もと集めたくなる」「こんなに夢中になるとは思っていなかった」などの反響があるという。
田中さんは「今まで行田古代米カレーの名前は聞いたことがあっても、あまり食べに出掛けることのなかった方々もスタンプラリーが出掛けるきっかけになればいい」と話す。「スタンプラリー2周目に入りたいという方の声も聞こえてきていてとてもうれしい。カレーを通じて行田の魅力をアピールできれば」とも。
スタンプ台紙は各店のほか、行田市役所、各観光案内所で配布する。来年2月28日まで。