鴻巣市の市民交流の場、花と音楽の館かわさと「花久の里」(鴻巣市関新田、TEL 048-569-3811)で2月4日、ハンドメード作家による「こうのす手づくりマーケット」が開催された。
屋敷林に囲まれた長屋門や母屋、離れなど旧家のたたずまいを生かし、「花」「食」「音楽」と3つの事業で地域の文化振興のため一般開放している同館。NPO法人「花と文化のふるさと委員会」が運営し、活動に賛同し相互理解が得られる個人や団体に施設の貸し出しも行っている。
同イベントは2カ月に1度、桶川市「べに花ふるさと館」で開かれている「おけがわ手づくりマーケット」の鴻巣版。同市やその近郊で活動している店やハンドメード作家による作品が並ぶ。同館では初開催となった。
60以上の応募の中から実行委員会で内容などを調整した40ブースが出店。布小物や天然石を使ったピアスやネックレスなどのアクセサリーをはじめ、ハーバリウムやその場で施術するネイルケア、タロット占いなどがあり、子どもが参加できるワークショップも行われた。
開場前から駐車場が満車になるほどの人が集まり、敷地内は開場直後から盛況となった。フード出店した6ブースでは早々に販売商品が売り切れ追加に走る場面も見られた。来場者は約1000人。
実行委員長の菅又春香さんは「予想以上に来場いただいて驚いた。ネットでの告知に加えて近隣にポスティングを行ったので、近所の方にもお越しいただけたようだ」と話す。「この館で手作りマーケットのようなイベントを開くのは初めてだそうで、『こういうイベントを待っていた』『いろいろあって楽しい』という声もありうれしい」とも。
次回は夏ごろの開催を予定。