日本一暑い町、熊谷の市役所に隣接する中央公園(熊谷市宮町)に8月3日、2メートルを超える巨大な飲むアイス型冷気噴射マシン「クーリッシュシャワー」が登場し、納涼体験イベントが行われた。
ロッテのアイス「クーリッシュ」の商品プロモーション活動の一環として、国内観測史上最高気温41.1度を観測した同市に暮らす人々の熱中症対策になればと設置を決定。「クーリッシュシャワー」は人々が発する「クーリッシュ!!」の声を認識し、食べ頃温度というマイナス8度と同等の温度の冷却ガスを噴射する。発する声の大きさによって噴射が変わり、レベルマックス時にはマシンが傾いて冷気を噴射、「一瞬で氷点下の世界へ導く」という。
イベント開始30分位前から子ども連れや学生、サラリーマンが汗をかきながら興味津々で集まり、100人以上の行列ができた。マシンの目の前で発する声に反応して勢い良く噴射する冷気に喜ぶ姿が見られた。参加者には「クーリッシュ(バニラ)」も進呈した。参加者からは「冷たくて気持ちが良かった」「一瞬だけど涼しくなった」と声が上がった。
会場に訪れた富岡清市長は「暑い日が続いているため、現在熱中症予防の声掛けに力を入れている。新しい納涼体験で市民の皆さんに少しでも涼んでいただき、声掛けの輪が広がるとうれしい」とコメント。
同市暑さ対策プロジェクトリーダーの今井健さんは「市内では熱中症対策と合わせて予防も呼び掛けている。集まってくれた参加者の皆さんはそれぞれに帽子をかぶっていたりタオルを巻いていたりと熱中症対策をしてきてくれていて、呼び掛けの効果を実感できた。納涼体験を通してさらに広まってほしい」と話した。
イベントには約200人が参加した。17時からJR熊谷駅南口で同様の体験イベントを予定している。