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深谷の老舗和洋菓子店にカフェ 酒種コッペパンと自家焙煎コーヒー売りに

シンボルツリーのスペインオリーブが来店客を迎える

シンボルツリーのスペインオリーブが来店客を迎える

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 深谷の老舗和洋菓子店「菊寿童」が9月13日、カフェ「The Shade Tree.」(深谷市国済寺)をオープンする。

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 創業から200年以上続く同店。最中、わらび餅、イチゴ大福などの和菓子からロールケーキや焼き菓子などの洋菓子、和食器も販売している。「もち米とこうじを使った自家製の天然酵母でパンを提供したい」と2015年頃から「酒種コッペパン」を販売。パンの種類も増え、パンを求めて来店する客もいることから、パンの販売スペースと、店主の山下雅章さんこだわりの自家焙煎(ばいせん)コーヒーが楽しめる店として同カフェを立ち上げた。

 落ち着いた漆黒の外壁と大きな窓の木枠が目を引く店舗は「菊寿童」の向かいに位置し、エントランス横のガラス越しに自家焙煎機が見える。天井が高く開放的な店内に入ると、右手にエスプレッソマシン、その奥にパンをテークアウト販売するショーケースが並んでいる。テーブル席36席、カウンター席4席の計40席のほか、テラス席30席を設ける。

 テークアウトメニューは、ドリップコーヒー(400円~)をはじめ、自家製天然酵母を使い石窯で焼いたドッグパンにコロッケやエビカツ、スモークチキンなど手作りの総菜を挟んだ総菜パン(260円~)と小倉あんやクリームなどを挟んだ甘いコッペパン(160円~)、ソフトクリーム(350円)など毎日40種類の商品が並ぶ。店内で食べることはできないが、テラス席では可能。

 店内メニューは、常時4種類を用意する自家焙煎のドリップコーヒーやエスプレッソ、カフェラテなどのドリンクメニュー、ランチタイムには国産黒毛和牛を使ったハンバーガー=1,100円、BLTサンド=980円(以上ポテトとサラダ付)、3種類のパスタ、アヒポキボウルや豚丼などご飯物のランチメニューも用意。「遅く起きた朝のブランチに」と、10時から提供する。デザートメニューとしてシフォンケーキプレートも用意する。

 店名は赤道直下のコーヒーベルトに見られる、コーヒー豆栽培のため日陰を作る背の高い木「シェイドツリー」に由来。山下さんは「日差しを和らげる日よけのように、当店でゆっくりしてほしい」と笑顔を見せる。

 営業時間は10時~15時(10月から9時~19時)。ランチメニューの提供は10時~14時30分。水曜定休。

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