「第9回全国ご当地うどんサミット」が11月16日・17日、熊谷スポーツ文化公園で行われ、グランプリに群馬県の「上州牛の炙(あぶ)り釜玉」、準グランプリに愛知県の「ガマゴリうどん」が選ばれた。
「麺 for ALL ALL for 麺」を合言葉に国産麦の普及を啓発し、全国各地のうどんの魅力を国内外に紹介してきたイベント。3年ごとに開催地を変え、2017(平成29)年から熊谷市で開かれていた。熊谷では最終年となる今年、19都道府県から30店舗が出場し公式サイトの事前投票と来場者投票によりグランプリが決定した。
グランプリは4069票を獲得した群馬県館林市の「上州牛の炙(あぶ)り釜玉」。邑楽館林産100%プレミアム小麦「百年小麦」で打った「百年饂飩(うどん)」を使い、大釜でゆでた生麺の食感が特徴。出店した「麺のまち『うどんの里館林』振興会」スタッフは受賞式で「昨年一昨年と3位に踏みとどまっていたが、優勝を頂けてうれしい」と喜び、今年新たに用意された優勝カップを手にした。
準グランプリに輝いた愛知県蒲郡市の「ガマゴリうどん」は、全国有数のアサリの産地「三河湾」のアサリを使い、うま味を凝縮しただしと愛知県産小麦「きぬあかり」を使ったモチモチのうどんが特徴。これまでにも全国大会で3冠を達成している。2717票を獲得した。
第3位には埼玉県熊谷市の「熊谷うどん」、麺 for all all for 麺賞には北海道札幌市の「北海道純雪うどん」が入賞した。
実行委員会によれば2日間で14万人の来場者数があり、ご当地うどんを求める大勢の人でにぎわった。来年以降の開催地は未定。