街中にサンタを増やす「くまがやサンタプロジェクト」が12月1日、熊谷市内の多機能型事業所「ゆりかご」(熊谷市今井)でキックオフイベント「サンタはたいへんなので手伝おうぜ。熊谷サンタ2019ドリーミィ星空のキックオフ大会」を行った。
市内でベーグル専門店を営む臼杵健さんが「サンタになるといつもより少し優しい気持ちになる。そんなサンタが街にあふれていたら楽しく優しい街になるだろう」と、2016(平成28)年に個人で始めた同プロジェクト。活動する仲間を集め、サンタ帽子を無料配布し市内を歩いたり「サンタ学校」を開講して心得を学んだりするイベントを実施。これまでに100人以上の「くまがやサンタ」が誕生した。
当日は、保育士や大道芸人などを講師に招き子どもたちへの接し方やバルーンアートの技術を学んだほか、「毎年12月中は朝から晩までサンタになっている」という「栗原志功サンタ」によるサンタ講座、市内外から集まったグループによる音楽ライブを展開、「行田わくわくCity」や「ザクンパクンパ」などが登場した。栗原サンタは「スーパーすてな空間だったな、素晴らしいな」と話していた。
参加した熊谷市内在住の黒田茉莉子さんは「くまがやサンタプロジェクトは助け合いや楽しさの共有とか、そんな温かい心が根底にある活動。幸せな楽しい時間を過ごせた」と話した。
クリスマスまでの活動は、児童養護施設でのクリスマス劇披露や市内のカフェで「サンタ帽子」販売、「サンタのひげ作り」ワークショップなどを予定する。プロジェクト実行委員長の臼杵さんは「サンタ帽子の購入者にはグループLINEでシーズンを問わず活動共有し楽しんでいる。多くの人にプロジェクトに参加してもらい、一緒にサンタになってもらえれば」と呼び掛ける。
問い合わせは「くまがやサンタプロジェクト実行委員会」まで、メールで受け付ける。