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熊谷の洋菓子店「ル コント ブルゥ」本店が移転 日本一の味と技術目指す

ショーケース前に立つ店主の宮下貴裕さん

ショーケース前に立つ店主の宮下貴裕さん

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 熊谷市で24年営業を続ける洋菓子店「Le Conte Bleu(ル コント ブルゥ)」箱田本店が1月24日、熊谷さくら運動公園近くの宮塚古墳通り沿いに久保島本店(熊谷市久保島、TEL 048-577-6504)として移転オープンした。

女性スタッフが描いたパッケージの「プレミアムアーモンドケーキ」は、移転オープンに合わせて発売した新商品(ゴールド=1,000円、抹茶=1,050円)

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 同店は1996(平成8)年、店主の宮下貴裕さんが「地元でケーキ店を開きたい」と熊谷市箱田にオープン。人気店となり、2010(平成22)年には熊谷駅近くのニットーモール店を開いた。製造量、従業員ともに増え、厨房(ちゅうぼう)も売り場も広いスペースが欲しいと今回、久保島に新店舗を建て移転した。

 チョコレートを感じるような外壁に「Patisserie Le Conte Bleu」の文字が通りから目を引く同店。スタイリッシュな雰囲気の店内に長く配置したショーケースには、生菓子約30種類、チョコレート約30種類、棚には焼菓子約40種類とギフト商品が並ぶ。オーダーでイラストケーキやウエディングケーキも受け付ける。

 店内壁面にはパティシエたちが数々のケーキショーで受賞したたくさんの賞状を飾り、来店客が自分の記念品などと一緒に写真撮影できる「ケーキ専用の撮影台」を設ける。

 「製品は全て自家製。素材には特にこだわり、粉、砂糖、チョコレート、チーズなど、手に入る限りの最高級のものを使っている」と宮下さん。製造品目ごとに温度管理された3つの広い厨房で、宮下さんをはじめとした12人のパティシエが腕を振るう。

 「素朴なお菓子も楽しんでほしい」と、今回の移転オープンに合わせて発売した新商品「プレミアムアーモンドケーキ」(ゴールド=1,000円、抹茶=1,050円)には、女性スタッフが描いたイラストを採用。温かみが感じられるパッケージに仕上げた。

 宮下さんは「当店は世界を狙うシェフパティシエをはじめ、レベルの高いトップパティシエをそろえて、お菓子の味も技術も日本一を目指す集団を作っている。東京の銀座や赤坂の店と比べても劣らない『超高級品』を手頃な価格で提供する」と話す。

 オープン初日の1月24日から3日間は感謝セールを実施。開店前から行列ができ、スタッフが「お客さまに快適にお買い物していただくため」と声を掛けて店内人数制限を設けるなど盛況だった。

 妻のさゆりさんは「たくさんの人に支えられてここまで成長できた。店に足を運んでくださったお客さまにお菓子で恩返ししたい」とほほ笑む。「ルコントブルゥはフランス語で『夢物語』。私たちの夢物語は永遠に果てしなく続く」とも。

 営業時間は9時30分~19時。水曜定休。4月にパン販売とカフェスペースをオープンする予定。

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