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「熊谷堂書店」が1周年 ブックコンシェルジュが目指す地域の本屋、ブックイベントも

店内を案内する増山さん

店内を案内する増山さん

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 熊谷市立勤労会館近くのブックコンシェルジュがいる店「熊谷堂書店」(熊谷市広瀬、TEL 048-521-2601)は4月7日、オープンから1周年を迎えた。

店前には駐車スペース(10台)がある

 地元作家の作品や児童書・定番の絵本、話題の本など厳選した新刊のほか、本の本と言われる「本を紹介する本」や読書や本にまつわる本を中心に、古本も扱う同店。土曜限定で30キロの本棚を背負って市内を歩いて回る「行商販売」も行っている。

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 書店に勤めた経験があり、図書館司書資格も持つ店主の増山岳志さんは、地元熊谷市出身。本に関わる商売がしたいと同店を開いた。広さ33平方メートルほどの壁面に並ぶ本は「新刊」と「古本」に分かれ、荒川土手や野鳥の森など自然豊かな地域にちなんだ「自然観察の本」コーナーや「陸王」「翔んで埼玉」など県に関する本のコーナーもある。

 全ての本は自由に手に取って読むことができ、店奥の「読書スペース」は和室でさらにゆっくり本が読める。「本を探したい、どんな本を読んだらいいのかなど気軽に声を掛けてほしい」と増山さん。ブックコンシェルジュとして客の好みを聞き、探したり取り寄せたりするという。

 オープンから1年。仕事帰りに本を読みに立ち寄る人や散歩がてら来店する近所の人など読書好きの常連客もついた。販売だけでなく、一冊の本を題材にして語り合ったり、好きな作家について話したりする「読書会」や「ブックトーク」、「ビブリオバトル」、本ソムリエを招いての「講演会」など誰でも参加できるイベントを積極的に企画してきた。

 増山さんは「本が好きな人でも本について他人と話す機会は少ない。イベントを通じて、他の人はどんな風に本と向き合っているのか分かったり、自分が普段読まないジャンルの本を知ったり、興味を持ったりするきっかけになれば。好きな本について語れる書店を目指したい」と話す。現在1周年を記念して本購入者に粗品をプレゼントしている。

 営業時間は12時~20時。水曜・第2・4月曜定休。

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