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比企郡滑川町の森林公園で「秘蔵の椿コレクション」 幻のツバキも

地名と同じ品種「熊谷」(読み方はクマガイ)

地名と同じ品種「熊谷」(読み方はクマガイ)

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 国営武蔵丘陵森林公園(比企郡滑川町山田、TEL 0493-57-2111)で現在、「秘蔵の椿コレクション」が開かれている。

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 江戸時代に多数の園芸品種が生み出されたツバキは、園芸ブームの立役者として重要な役割を果たしている。同園では江戸時代に各地で生み出されたさまざまな古典品種のツバキを含む500種類以上のツバキを保有。中でも希少な古典ツバキの一つに挙げられる「紫椿」は幻と言われており、今回の「椿コレクション」では改めてその価値を見直す狙いだ。

 ツバキの開花時期に合わせて開催する同企画。ドライツバキで作成したタワーや120枚におよぶツバキの写真、江戸時代のツバキの図鑑「椿花図譜」の紹介や、特別公開中の圃場を巡るクイズラリーをはじめ、通常は非公開となっているバックヤードの椿栽培品種1000本を特別公開する。

 同公園企画担当の美馬幸誠さんは「特に見てもらいたい品種は一重で凛とした姿が素敵な『熊谷(くまがい)』や中国四大美人の一人に由来する『王昭君(おうしょうくん)』、獅子咲きがかわいい『姫獅子』。ドライツバキのタワーやずらりと並んだツバキの写真、古典ツバキのコレクションなどツバキの世界に魅せられてほしい」と来場を促す。「幻のツバキと言われる『紫椿』は4月後半が開花予定」とも。

 開催時間は9時30分~17時。入場料は、大人(高校生以上)=410円、シルバー(65歳以上)=210円、小人(小・中学生)=80円、未就学児無料。4月16日まで。

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