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熊谷のこども食堂が日中開放へ 臨時休校受け働く保護者の一助に

「こんな時だからこそ、協力して乗り越えましょう」と話す山口さん

「こんな時だからこそ、協力して乗り越えましょう」と話す山口さん

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熊谷のこども食堂「熊谷なないろ食堂」(熊谷市石原、TEL 048-577-8578)が3月3日から、学校の臨時休校などで預け先に困っている人を対象に昼食付きで施設を開放している。

感染防止に注意しながら食事の提供を続けている「熊谷なないろ食堂」

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 月曜・水曜・金曜の17時~19時30分にこども食堂を定期開催している「熊谷なないろ食堂」。3月6日現在もマスクの着用や食事前後にも消毒を徹底するなど、感染防止に注意しながら食事の提供を続けている。「熊谷なないろ食堂」代表の山口純子さんは「今週も1日40人以上の利用者があり、食堂が必要とされていると感じている」と話す。

 臨時休校中の開放は小学生が対象。平日1日500円(昼食付き)で提供する。山口さんは「いつも開催している『こども食堂』の延長で場所を開放することに決めた」と話す。子どもたちは午前中に宿題などの勉強、昼食後は折り紙やお絵かき、トランプなどゲームを予定。普段のこども食堂でも顔なじみの大学生ボランティアらが子どもたちと一緒に過ごす。

 2月28日に政府が新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、全国の小中高校に休校を要請したことを受け、埼玉県内では3月2日から小中高校の臨時休校が行われている。山口さんは「両親が共働きで預け先がない子どもは受け入れる学校もあるが、時間の制約や昼食の用意、外出できないストレスなど、急きょ決まった長い春休みは保護者にも子どもにも負担が大きい。保育に関わる専門員がいるわけではないが、預け先に困っている、働く保護者の方々の助けになれば」と話す。

 開室時間は9時~17時。平日のみ。3月31日まで。初回利用時に体温表提出や勤務先など申請のための同意書に記入が必要。

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