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熊谷に居酒屋「まめや」 旬の食材と魚使ったメニュー売りに

桜の一枚板に手彫りしたという看板を手に紹介する登内さん

桜の一枚板に手彫りしたという看板を手に紹介する登内さん

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 居酒屋「まめや」(熊谷市本町、TEL 048-507-1936)が熊谷市の市役所通りお祭り広場近くにオープンして3カ月がたった。

「キンメダイのかぶと焼き」など魚のおいしい食べ方を提案

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 「焼肴(やきざかな)とお酒を楽しんでもらいたい」と長年飲食店で経験を積んだ登内亮さんが開いた店。店舗面積は約18坪。桜の一枚板に家紋と店名を店主自ら手彫りした看板が目印、厚みのある木の扉が出迎える。席数は、カウンター席6席、靴を脱いで上がる掘りごたつのテーブル席20席を設ける。

 同店で「焼肴」は魚も肉も酒と一緒に味わうメニューを指し、店主の目利きで選んだ「旬のおいしいもの」をメニューに並べる。「いつもあるグランドメニューもあるが、黒板に書くその日のお勧めを試してほしい」と黒板には魚の名前で「刺し」や「かぶと焼」など並ぶほか「新めかぶ」「山うど」など旬の食材が書かれている。看板メニュー「おさかなヘッド」(400円~)はその日そろえた魚から選んで頭の部分を焼いた物。登内さんは「家庭ではあまり食べる機会がないと思われる大型魚の頭の部分は実はうまみの多いところ。下処理次第で臭みも気にならなくなるはず、味わい深い『ヘッド』を知ってもらえたらうれしい」と話す。

 そろえる日本酒は新潟や埼玉をはじめ全国各地からラインアップ。「食事と一緒に楽しめる日本酒」を基準に味や香り、造り手の思いやストーリーから選ぶ。メニューの「利き酒3種」(800円)は飲めば自分の好みや料理との相性がつかめるよう違いの分かりやすいものを合わせている。

 オープンから3カ月。以前からのなじみ客や口コミで徐々に広まっている。登内さんは「いつか自分の店を持ちたいと思っていたが、人の縁がつないでくれたおかげでオープンできている。コロナで市場は深刻な状況。今誰もが苦しい時期だが店を開けて『魚』を動かしていきたい」と胸の内を明かす。

 「月曜、水曜、金曜限定で始めたランチは焼き魚や海鮮丼、カキフライなど日替わりで用意している。度々利用してくれるお客さまがいてありがたい。これからも、ぼちぼち続けたい」と話す。

 現在、緊急事態宣言に伴い時短営業中で16時~20時(土曜、日曜、祝日=12時~19時、ランチタイム=11時30分~13時30分)。

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