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熊谷の「すみれ食堂」が12周年 「おなかも心も満たせる店」に

「12年続けられたのはご来店いただいた皆さまのおかげ。あっという間だった、この先も10年を目標にしたい」と話す大角地夫妻

「12年続けられたのはご来店いただいた皆さまのおかげ。あっという間だった、この先も10年を目標にしたい」と話す大角地夫妻

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 立正大学熊谷キャンパス前の洋食店「CASUAL DININGすみれ食堂」(熊谷市万吉、TEL 048-536-6877)が3月22日、オープンから12周年を迎えた。

先代からの人気メニュー「チキンカツ」(左上)をはじめ定番メニュー、週替わりメニューも用意

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 「おなかも心も満たせるお店」を目指して、店主の大角地政和さん、亜優美さん夫妻が先代から受け継ぎカジュアルダイニングとしてリニューアル、2009(平成21)年に出店した同店。立正大学熊谷キャンパスの目の前にあり、木のぬくもりと明るい内装、アメリカンダイナーを思わせる高い天井と大きな照明の店内にカウンター3席、テーブル24席を設ける。

 メニューは、旧すみれ食堂から人気の「チキンカツ」(900円)をはじめ、「オムレツのせカレー」「自家製ベーコン巻ミートローフ」(以上1,350円)「チキンソテー柚子クリーム胡椒ソース」「豚ロースの重ねカツ胡麻ソース仕立て」(以上1,200円)のほか、毎週SNSやブログで内容を知らせる「週替わりランチ」「今週のパスタ」(以上1,100円)、数量限定で自家製日替わりデザート(480円)も用意する。

 開店当初は「周りに何もない」「場所が良くない」と言われることもあったというが、オープンから12年、地元客や学生らに親しまれ、家族や一族総出で訪れるリピーターもいる。亜優美さんは「親に抱っこされていた子が見上げるほど成長していたり、学生だった子が社会人になって恋人を連れて来てくれたり、ご家族の成長を一緒に見せてもらえているようでうれしい」とほほ笑む。「アットホームな雰囲気で食事を楽しんでもらい、心も休めていっていただければ。お客さまの『棘(とげ)』を抜くような存在でありたい」とも。

 新型コロナウイルス感染症の影響で昨年は臨時休業や時短営業など、かつてない状況が続いた。亜優美さんは「予約のみ受け付けたりテークアウト販売にしたりして営業を続けてきた。お客さまとお会いできないのは寂しかったが、12年の間に店舗設備にもメンテナンスが必要だったので、時間がありがたかった。今は飲食店も飲食店に限らず誰もが大変な時、だからこそ少しでもハッピーになってもらえるよう、状況を見ながら今できることをしていきたい」と話す。

 現在は時短営業中で営業時間は11時30分~14時30分。金曜、土曜は18時~21時も営業する。日曜定休。

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