薬膳カフェ「お茶カフェもちりん」(深谷市深谷町)が移転オープンして1カ月がたった。
店舗面積は約13坪。席数は、カウンター3席、テーブル8席(3卓)。深谷市・旧七つ梅酒造跡地の向かいで白い壁にアンティークなエクステリア、濃い青色の扉が目を引く。しっくいの壁に木材を組み合わせた店内は、入り口で靴を脱いで上がるスタイル。ステンドグラスや天窓で光を取り込み、吹き抜けのフロアからはカウンター越しにオープンキッチンが見える。
料理好きで人をもてなすことが好きという店主の持田佳代さんは、自身の大病をきっかけに「風水薬膳茶」に出会い薬膳の道へ。日本漢方薬膳協会「ティーセラピスト」(風水薬膳茶師)資格の取得をきっかけに、「好きなことをやろう」と2019(平成31)年、カフェを開いた。
メニューは、ワンプレートランチ「楽膳(らくぜん)アロマランチ」(1,100円)やルーと小麦粉を使わないグルテンフリーの「薬膳カレー」(900円)などの食事メニューのほか、「薬膳茶シフォンケーキ」「スフレチーズケーキ」「バナナタルト」(以上250円~)などのデザートメニューも用意。化学調味料はできるだけ使わず、地元野菜をたっぷり使った「ほっこり温まる」メニューを提供する。持田さんは「旬の野菜を食べることも薬膳につながる」と勧める。
ドリンクは7種類から選べる「風水薬膳茶」(400円)をメインに、薬膳コーラ、薬膳チャイ、コーヒーも用意する。
店内では、「食事の邪魔にならないように控えめ」(持田さん)にアロマを焚き、「大人のいやし空間」を演出。リネンを使った雑貨作りやアロマ講座、風水薬膳基礎講座などのワークショップも開く。持田さんは「仕事や家事に疲れたとき、元気になりたとき、野菜不足や健康が気になる人にも、ぜひ利用してほしい。食事やお茶、ワークショップで心と体を元気にしてもらい、皆さんに笑顔になってほしい」とほほ笑む。
移転オープンから1カ月。以前からのリピーターや深谷に訪れる観光客が立ち寄ることもあるという。持田さんは「1人で切り盛りしているので、待たせてしまうこともあるかもしれないが、事前に連絡をもらえれればテークアウト販売にも対応する」と呼び掛ける。
営業時間は11時~15時。営業日はインスタグラムやラインで知らせる、予約・問い合わせはラインで受け付ける。