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深谷に「カリーノケール」商品続々 生産者と事業者がコラボ、ギョーザやパン、ドリンクに

生産者と事業者が連携した交流会「畑で意見交換会」

生産者と事業者が連携した交流会「畑で意見交換会」

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 深谷産の西洋野菜「カリーノケール」を使った商品の販売が現在、深谷市内各所で始まっている。

ケール餃子は栄養素満点の「青汁味」と、バジルの香りが良い本格ジェノベーゼソースをベースに、たっぷりチーズを入れた「ジェノベーゼ味」の2種類(ねぎ餃子深谷本店)

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 「カリーノケール」はトキタ種苗(さいたま市)が開発したケールの一品種。「ケール」に比べて青臭さや苦みが少なく、生のままサラダでも食べやすいように改良されフリル状に縮れた葉が特徴。商品の販売は深谷市で採れた野菜を活用した観光回遊施策「ベジタブルテーマパークフカヤ(VTP)」の新たな取り組みの一環で、生産者と事業者が連携して地元野菜を使った商品を開発、PRしていく。

 きっかけは「カリーノケール」を生産する「力丸農園」(深谷市前小屋)が昨年企画した、新型コロナウイルスの影響で販路を失った野菜を生産者から飲食店へ無償提供する「ふかやのやさいびとおくりもの市場」から。企画を通じて知り合った飲食店や販売店など他事業者に呼び掛け、カリーノケールに関する情報交換や交流会を開いてきた。力丸農園の力丸敦夫さんは「野菜を広めてもらうには事業者との連携が不可欠。生産者と事業者だけでなく、事業者同士も情報共有が必要だと思う。交流会ではそれぞれの事業者が商品を発表し、開発の悩みや工夫など情報や意見を交換した」と話す。

 商品のラインアップは、ギョーザ専門店「ねぎ餃子(ぎょうざ)深谷本店」(国済寺)が6月16日に発売した「ケール餃子」青汁味、ジェノベーゼ味(以上600円)や今月15日からパン店T´z Bakery KOHSHI(ティーズベーカリーコーシ)」(上野台)に並んだ「ケールカンパーニュ」(295円)、ベーグル専門店「Cafe NEST(カフェネスト)」(上柴町東)が22日から店頭販売する「ケールベーグル」(190円)など。一部先行して委託販売も行っているほか、イタリア料理店「Cafe&Dining PORTO(ポルト)」は「ケールカンパーニュ」をランチプレートに採用。「居酒屋「ごはん亭家蔵」(石塚)では8月から、「ケールソーダ」「ケールオレ」(以上480円)の販売を予定する。

 カフェネスト店主の浅見桂さんは「苦味が全然なくて、しっかり味がある。ベーグルにどう生かすかを考えて、刻んで雑穀と組み合わせたりペーストにして練り込んだり、いろいろ試行中」と話す。力丸農園の力丸敦夫さんは「栄養価の高いケールは『スーパーフード』とか『野菜の王様』といわれ人気が高い。カリーノケールはケールより苦味がないと勧められて5年前から栽培し始めた。通年栽培でき、ほかの葉物野菜よりも収穫がしやすいのがいい。どんな分野の商品開発にも向いていると思う」と話す。

 VTP事務局スタッフで野菜ソムリエの牧野悦子さんは「まだまだなじみのないカリーノケール。この連携は、野菜が人々の生活により近づくことから、野菜を知って、食べてもらうきっかけになる。VTPならではの『知る・味わう・試す・買う』の推進につながる」と話す。深谷市産業ブランド推進室の冨田佳祐主査は「VTPは行政だけでなく、地元の生産者や飲食店、販売店など皆さんと協力しながら作り上げていくもの。力丸さんはVTPパートナーとして『野菜を楽しむ』を体現してくれているリーダー。市内には力丸さんのように面白くてすごい生産者がたくさんいるので、どんどんアピールしていきたい」と意気込む。

 力丸さんは「ベジタブルテーマパークといっても、実際に遊園地のようなテーマパークがあるわけではないから分かりにくい、消費者に伝わりにくいと思っていた。カリーノケールの商品は連携が可視化できるいい機会。市内全域を野菜のテーマパークにするために、こうした連携が先例になって新たな試みが生まれたら」と話す。

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