第43回小川町商工祭が11月3日、小川町役場前広場(小川町大塚)で行われる。
新型コロナウイルス感染拡大のため昨年は中止した同イベント。「小川町から元気を」をテーマに掲げ、会員事業所の販路拡大の場として企画した。感染防止対策を徹底し2年ぶりに開催する。来場者には兜川沿いの臨時駐車場(200台)を案内する。
会場には、飲食コーナー、物販コーナー、事業者PRコーナー、商工会女子部コーナー、商工会青年部コーナーを用意、飲食スペースも設ける。小川町民や周辺地域の人々に小川の魅力ある事業所を知ってもらおうと、毎回出店しているなじみの店から今年新たにオープンした店まで23事業所が出店する。
飲食コーナーの焼き菓子専門店「Tr..ck(トラック)」は、通常オンライン販売のみの店。今年香川県から小川町に移住した。「小川の皆さんに焼き菓子の色合い、香り、食感などを直接体感してほしい」とスコーンやパウンドケーキ、ブラウニーなど商工祭限定で対面販売する。
事業者PRコーナーの「おいでなせえ小川町」は地元有志の集まりから会社組織へ発展した、比企郡・外秩父・奥武蔵エリアの地域観光を案内するツアー会社。これまでも地域の魅力を発掘しオリジナル観光ツアーや体験イベントを行ってきた。当日は、子ども向けの「縁日ブース」を用意するほか、立教大学観光学部西川ゼミと共同開発した小川和紙商品、和紙原料の「楮(こうぞ)」を使った焼き菓子、楮茶の販売を行う。
会場では、新型コロナ感染対策として入場ゲートを3カ所に用意して入場制限を行う。入場時に検温・消毒・記名を徹底。入場者にリストバンドを着けてもらうほか、会場内は飲食可能だが飲酒、喫煙は禁止とする。
当日は10時から、今年の新酒を仕込み終えたばかりという「松岡酒造」(比企郡小川町下古寺)のしぼりたて酒かすを使った甘酒を数量限定で無料配布する。パンフレットにある「甘酒ふるまいチケット」1枚で1人1回利用できる。
小川町商工会の菅間誠相談支援員は「地元小川町の元気な出店者が皆さまの来場をお待ちしている。感染対策をしてお越しいただけたら。小川町の新しい魅力を発見してほしい」と呼び掛ける。
開催時間は9時~15時。