「埼玉ワイルドナイツ2024-25シーズン開幕報告会」が11月30日、熊谷ラグビー場(熊谷市上川上)で行われた。
埼玉パナソニック ワイルドナイツは、国内最高峰ジャパンラグビーリーグワン初代王者に輝いた熊谷市を含む埼玉を本拠地とするラグビーチーム。昨シーズンは、リーグ戦全勝でプレーオフトーナメントに進出するも、決勝戦で惜しくも敗れた。12月21日に始まる2024-25シーズン開幕に向けてファンや地域住民の応援機運・士気を高め結束を呼びかけようと埼玉パナソニックワイルドナイツファン交流イベント実行委員会が開いた。
当日は、プレシーズンマッチ強化試合「三菱重工相模原ダイナボアーズ戦」が行われ、Aグランドに3000人以上が集まった。試合終了後に行われた報告会では、抽選で選ばれた市内小学生4人がそれぞれ「好きな選手」「お気に入りの選手」に花束を贈呈。マリカ・コロインベテ選手、福井翔太選手、ヴィンス・アソ選手、ジャック・コーネルセン選手が受け取った。花束を手渡した小学4年生児童は「私はワイルドナイツが大好きです。勝利の女神になって全力で応援します。優勝を目指して頑張ってください」と力強くエールを贈った。
パナソニックスポーツの久保田剛社長は「簡単に決勝戦を見られるとは思っていない。厳しい戦いになると思う。昨シーズンの最後に悔しい思いをしたが、今シーズンこそは最後の最後に皆さんと笑えるよう、(ファンの皆さんに)試合に足を運んでもらって応援してもらいたい。一緒に戦っていきましょう」と呼びかけた。
試合前の「後援会シーズンオープニングパーティー」には、久保田社長、粟屋悟GM、ロビー・ディーンズ監督をはじめ、長田智希選手、アンバサダーの堀江翔太さん、アシスタント広報の内田啓介さんが参加した。ロビー監督は「選手たちは、ワイルドナイツでプレーできることを誇りに思っており、チャレンジ精神にあふれている。我々は去年より強いチームを作っていく。全ての試合で勝ち続けることはできないかもしれないが、我々のプレーを通して皆さんに喜びと感動を届けたい」と話した。代表を終えチームに合流した長田智希選手は「やっとワイルドナイツでラグビーができるのを楽しみにしている。開幕戦に向けて準備していきたい」と意気込む。「これからチームを引っ張っていけるように、プレーでもそれ以外の部分でも、自分のできることをしっかりやっていきたい。いい結果を皆さんに届けたい」と話した。
チームは12月8日から宮崎県で恒例のキャンプを行う。新シーズン、ホーム開幕戦は12月28日。熊谷ラグビー場でクボタスピアーズ船橋・東京ベイと対戦する。