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行田で市民参加型歴史活劇「忍伝説」 地元の学生出演も

左から、成田氏長役の横森教諭、甲斐姫役の3人、おもてなし甲冑隊の酒巻さん

左から、成田氏長役の横森教諭、甲斐姫役の3人、おもてなし甲冑隊の酒巻さん

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 市民参加型歴史活劇「忍伝説2024」の公演が12月14日・15日、行田市商工センター(行田市忍)で行われる。

稽古に集まった出演者ら

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 市民が参加して、忍城の歴史と魅力を紹介することを目的に、行田市観光PR隊「忍城おもてなし甲冑(かっちゅう)隊」と、小学4年生以上の市民が出演する。ダンスや古墳ジャンベ隊(アフリカンドラム)、忍藩鳴子會など多彩なパフォーマンスが特徴。

 毎回、行田市にゆかりのある人が出演することでも知られる同舞台劇。今年は甲斐姫役に県立進修館高校ダンス部から根岸紅羽さん、西谷れいなさん、島嵜葵唯さんの3人が選ばれた。「観客に感動してもらえるようなパフォーマンスを目指したい」(根岸さん)、「初挑戦で不安もあるが、ダンス部の良さを皆さんに伝えたい」(西谷さん)、「ダンス部代表としてこの舞台に立てることは大きな挑戦なので、全力で頑張る」(島嵜さん)とそれぞれ意気込む。成田氏長役で舞台に立つ顧問の横森裕光教諭も「演劇経験はないが、生徒たちと一緒に舞台に立つことができるのは非常に楽しみ。この経験を通じて部活動にも新たな視点を取り入れられれば」と期待を寄せる。

 2010(平成22)年に結成した「忍城おもてなし甲冑隊」は、イベント出陣などで演武を披露。2022年から、市民参加で「忍伝説」を公演している。「(演武を)小学生の頃から祖父母と見ていた」という大学生の遠藤蒼太さんは今回、出演者として参加する。「観客から出演者になるのは不思議な感じ。お客さまに楽しんでもらうことが一番大事だと思っているので、自分自身も楽しみながら演じたい。皆で一つの舞台を作るために、コミュニケーションを大切にしようと思う」と話す。

 脚本・演出を手がける野原のぼさんは「今年は過去最多の約30人の行田市民が出演し、それぞれ自分たちの得意なパフォーマンスを生かして舞台を盛り上げてくれる。市民の皆で一緒に舞台を作ることで、自分たちの町を知ってもらい、地元を誇りに思うきっかけになれば」と話す。「市の魅力を再発見し、広く発信していく原動力になることを願っている」とも。

 公演は14日17時、15日13時、17時の計3回。前売り料金は、特典付き限定チケット=7,000円、一般=3,000円(当日は500円増し)、高校生以下=1,000円(同)。アーカイブ配信=3,000円。

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