行田市の「古代蓮の里」(行田市小針)東側にある田んぼで6月13日・14日、今年も「田んぼアート」の田植えが行われ、2日間で1000人が参加した。
田んぼアートは、色彩の異なる複数品種の稲を植え分け、田んぼに巨大な絵を描く取り組み。行田市では2008(平成20)年に始まり、2015(平成27)年には「世界最大の田んぼアート」としてギネス世界記録に認定された。17回目となる今年のテーマは、世界で最も売れているビデオゲームとしてギネス世界記録に認定されている「Minecraft(マインクラフト)」で、「ゲーム」と「田んぼアート」でギネス記録同士がコラボレーションした。
約2.8ヘクタールの田んぼに、ゲームの代表的なキャラクターと、田んぼアートを一望できる「行田タワー」を中央に描き、直線的なブロック表現が特徴のマインクラフトを再現する。
13日は、中学生以上の田植えボランティア584人が手植えし、午後には地元小学生94人が参加して、用意された苗を指定された場所へ次々に植えていった。14日は「誰でも参加できる田植え体験」として親子連れなど322人が訪れ、スタッフから植え方の説明を受けた後、泥の感触を楽しみながら家族で並んで作業を進めた。記念撮影する姿も見られた。
参加経験のあるリピーターだけでなく、マインクラフト好きの子どもをきっかけに、初めて行田へ訪れた家族連れもいた。
今年も建設コンサルティング「旭工榮」(行田市栄町)がイメージ図から設計図を起こして測量し、田植えの目印になる杭を打ち、市職員らが協力してリボンを結び、稲の色分けを決めるロープをつなぐ下準備を行った。チーム責任者の内田武志さんは「今回特に線の幅が細く、間隔が狭いので植えるのがかなり大変。成長した稲が絵にどう影響するか不安はあるが、準備は問題なく進められた。大丈夫だと思う」と話す。
田んぼアートは、稲の成長に合わせて絵柄を浮かび上がり、例年7月中旬から10月中旬ごろまでが見頃になるという。古代蓮の開花シーズンと重なることから、園内の古代蓮とともに田んぼアートを行田タワーから一望しようと多くの観光客の来訪が見込まれる。行田邦子市長は「これまでの曲線的な絵と違い、マインクラフトの直線を表現することは大きな挑戦だが、その分、必ず話題になるはず。古代蓮の開花とともに、夏から秋にかけて変化していくマインクラフトの世界を行田タワーから、何度でも見に来てほしい」と来場を呼びかけた。