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北本・氷川神社にトマトの絵馬 非公認ご当地ゆるキャラ・トマトの妖精「ぴこりん」の形に

デザインしたカナリンさんと吉田宮司

デザインしたカナリンさんと吉田宮司

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 北本市にある高尾氷川神社でトマトの絵馬が頒布され半年がたった。

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 素盞嗚尊(スサノオノミコト)を主祭神(しゅさいじん)として6柱の神様を祭る同社は、市内はもとより近隣市町村より崇敬されている。

 トマトの絵馬を企画したのは同市町おこし隊として活動するカナリンさんと島村燿帆さん。同市公式ホームページによれば、地元特産のトマトはこの地域で全国的に先駆けて栽培されたことから生食で食べることが広まったとされ「トマトカレー」に代表されるご当地グルメも登場。同隊が生み出したトマトの妖精「ぴこりん」は同市非公認ご当地ゆるキャラとして、ストラップ販売やSNSで地域の魅力を発信するなど活躍中だ。

 同隊からは「『氷川神社』というと大宮や川越が有名だが、ここは静かで落ち着いた雰囲気がいい。もっと知ってもらいたい」と意見が出て、神社に「トマトの絵馬を置いてほしい」と話したところ快く許可をもらったという。約半年の制作期間を経て今年4月より頒布されている。

 全国にはゆるキャラが印刷されたものやハート型イチョウ型のものなどさまざまな絵馬が出る中、絵馬そのものの形がゆるキャラから立案されたものはない。こだわりは「トマトの丸みを表現した曲線」や「真赤ではなく朱色に近い色」など細部にまで及んだ。

 神主の吉田宮司は「頒布から半年、近所の方だけなく県外からの参拝者もある」と話す。境内の絵馬掛けには赤い絵馬がちらほら見えるが、他の絵馬に比べると数は少ない。「掛けずに持ち帰る人が多いようだ」と吉田宮司。「絵馬は掛けなくても大丈夫。持ち帰って願いがかなった後、神社に奉納することも可能」とも。

 頒布価格は1枚600円。受け付け時間は9時~16時。

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