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行田・世界最大級の田んぼアート見頃 地上50メートルからの眺め、鮮やかに

サッカーアニメ「アオアシ」の3人が浮かび上がる、行田市の田んぼアート(7月20日撮影)

サッカーアニメ「アオアシ」の3人が浮かび上がる、行田市の田んぼアート(7月20日撮影)

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 行田市の田んぼアートが現在、見頃を迎えている。

8月上旬まで蓮の開花が見られる蓮池と古代蓮会館展望タワー

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 2015(平成27)年に「最大の田んぼアート」としてギネス世界記録に認定された同市の田んぼアート。「古代蓮(はす)の里」(行田市小針)東側にある2.8ヘクタールの水田をキャンバスに見立て、色彩の異なる複数の稲を植え付けることで文字や図柄などを表現している。今年で15年目。ロールプレイングゲーム「ドラゴンクエスト」や同市が舞台のドラマ「陸王」、ラグビーワールドカップに合わせた日本代表選手、世界遺産「ナスカの地上絵」などさまざまなテーマを田んぼアートで表現してきた。

 今年のテーマはサッカーアニメ「アオアシ」。絵柄には主要キャラクターの青井葦人(あしと)、福田達也、一条花の3人と行田市の花「古代蓮」をあしらう。6月に田植え体験やボランティアら500人が参加して田植えを行い、背景色の「彩のかがやき」や白色の「ゆきあそび」、赤色の「べにあそび」、黒色の「ムラサキ905」の苗を植えた。

 市によるとコラボは、国際的にも人気が高い「アニメ」「マンガ」といった日本を代表する文化に着目して決めたという。

 同市農政課の橋本卓也主任は「例年になく早い梅雨明けで酷暑が続き、高温による稲の生育不良が懸念されたが、それほど影響なく育っている」と話す。8月中旬ごろまで青々と色鮮やかな図柄が浮かび上がるほか、稲穂が実るにつれて黄金色に輝く田んぼも楽しめるという。

 田んぼに隣接する「古代蓮会館」展望タワーでは、地上50メートルの高さから田んぼアート全体を眺めることができる。展望室で記念撮影をしていた女性グループは「かわいい。すごい表現力、写真みたい」「上からだと全体が見渡せるからいい」「コロナで集まる機会がなかったので、友達と会うのは2年ぶりくらい。本当に久しぶりに会えてうれしい」と話していた。

 隣接する古代蓮の里では蓮の開花が最盛期を迎え、24日には同市観光大使「Noe」さんのコンサートを開催。秋には「田んぼアート」稲刈りイベントを予定している。

 古代蓮会館の開館時間は7時~16時30分。入館料は、高校生以上=400円、小・中学生=200円。

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