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熊谷駅ビルでアート展 トークライブ、誰でも参加できるオークションも

コラボ企画となるアート展。会場を紹介する梅澤さん(右)野本さん(中央)鈴木さん(左)

コラボ企画となるアート展。会場を紹介する梅澤さん(右)野本さん(中央)鈴木さん(左)

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 埼玉北部で生まれた作品を展示するアート展「北風にのって」が2月13日、AZ熊谷駅ビル6階のクマガヤプレイス「プレイスホール」(熊谷市筑波)で始まった。

藍染作家・鈴木道夫さんのアート作品も

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 隔月開催しているクマガヤプレイスのイベント「PLACE MARKET」の企画。今回は「アートのある暮らしをこのまちで」をテーマに掲げて、同アート展のほか、「街の本屋さん」や雑貨店、飲食店が集まる「KUMAGAYA ART & BOOKS」(18日・19日)も開催する。暮らしの中でアートをより身近に感じてもらおうと企画した。

 展示するのは水彩画やデジタルアート、水性ペン、油性ペンで描いた作品やチラシをキャンパスに使った作品、染料の「藍」をアルミ板に焼き付けた作品など約100点。10人のアーティストの作品が並ぶ。キュレーターを務める野本翔平さんは、障がいのあるアーティストを中心に展示会を企画・開催するアートディレクター。「今回は10人中8人が障がい手帳を持つ作家さん。同一風景を日記のように描き続ける人、青色の文字を埋め尽くすように描く人、パフォーマーとして活動しながら自分の内面を描く人などさまざま。一人一人表現欲求がすごい」と紹介する。

 アート展のきっかけはプレイスコーヒーの梅澤春樹店長との出会いから。野本さんは「お互いに、現代社会における障がいのある人へのイメージ、障がい者の捉えられ方に違和感を持っていて、障がいあるなしの境目は無くていいんじゃないかと思っていた。障がいのある人は、助けられる側、受け取る側というだけではないと思う。このアート展示で作品を見てもらい何か感じてもられば」と話す。「同じ地域に暮らすアーティストの作品は、アートが私たちにとって身近な存在であるということを教えてくれる。作品の受け取り方はそれぞれ。これはなんだろう、なぜこれを作ったのだろう、そんな問いを思い浮かべながら見てもらえたら」とも。

 19日には野本さんとゲストがアートと暮らしについて語るトークライブ「アートとわたしと暮らしの話」(11時~、14時~)、アートオークションの体験ができる「ワタオク!わたしのオークション」(13時~)を開く。野本さんは「オークションは自分の作品を持参して、参加者に購入してもらう体験企画。オークションはニュースで見たことはあっても参加した人はいないと思う。誰でも参加できるので、図画工作でもイラストでも何でもいい。自分の作品を持ってきて体験してみて」と呼びかける。

 開催時間は10時~18時(18日・19日は16時まで)。入場無料。今月19日まで。

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